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第九夜 ページ12

昼餉は皆で、大広間で食べるらしい

審神者は一番奥の一段高くなっているところに座り、その隣にお気に入りの刀…
こちらに来るにつれて彼女からは嫌われているらしい


良い趣味してやがるなこの野郎!!

っと、声は愚か顔にも態度にも出さなかった俺を褒めてもらいたい



俺は審神者の向かい側……つまり入ってすぐの場所に座っているのだが、
食の(かなめ)であるはずの燭台切光忠は俺のすぐ近くに座っている
……つまり嫌われているということだ

さんざん使っておいて、それ相応の対価も支払わないとは
何と(なげ)かわしいことか


他にも彼女の罪状はいろいろあるのだが……
ご飯が不味くなるので今はやめておこう









まぁ、この方が崩しやすいんだけどね

空っぽの心ほど、付け込みやすい……
悪いモノに先越されないようにしないとだけど


形のないモノほど…形のある(うつわ)を求めるから
それが(うろ)であればあるほど……




あぁ、面倒だな














異様に静かな昼餉を終えて自室……(はなれ)にある一室に戻る


ちなみに審神者の…執務室は母屋の方にある
ちなみに母屋(そこ)には刀剣男士もいるらしい


私の楽園には立ち入らせなくってよ!!ってか
そーですか

必要以上に踏み込むな、と
なるほど


踏み込むけどね←




さて、ところで(ここ)にも刀剣男士らしき気配はある

つまり…ここにいるのは審神者から嫌われている…もしくは害となる男士がいるのか
ここから攻略しろってことか
そーですか←








・・・









…………






……タスケテ…

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作者名: | 作成日時:2020年7月5日 16時

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