♯24〜実は仲良し〜 ページ26
貴女「そこスペル違う。aじゃなくてeだよ。そっちはrじゃなくてlだから」
朴「あぁ、なるほどー！」
昼休み。榊原以外のGW合宿の時と同じペアで教えあっていた
榊原は、同じクラスの人に教えてもらっているらしかった
ゴシゴシと消しゴムで間違い部分を消し、再びシャープペンシルが動く
貴女「朴、解るようになったな」
ぽつり、とAの口から言葉が漏れていた
その言葉に目をキラキラとさせて「先輩のお陰です！」と朴は言った
えへへと笑う彼に、Aは顔をほんのり桃色に染めた
貴女「……あ、ありg「あﾞあﾞあﾞあﾞあﾞあﾞ！！」…………。」
Aの途中まで発せられた言葉は、叫び喚く声によって遮られた
横を見ると、声の主である神生が机に突っ伏していた
泉「アキラ。いい加減にしてください。」
泉が今にも怒り出しそうな表情で神生を見る
朴は状況が分かっていないのか、神生に心配の声をかけた
神生は、体はそのままで、顔だけこちらに向けて
神生「泉がスパルタすぎて、休憩したい。」
と今にも零れそうなほど溜まった涙で目をウルウルとさせ、声を少し震わせて言った
朴「せ、先輩泣かないでください！」
少し焦ったように話しかける朴に神生を任せて、泉にAは向き直った
貴女「泉、一回休憩にしよう」
泉「A。アキラを甘やかしては……」
貴女「私も休憩したいし、時間もまだ余裕がある」
泉の声を遮ってそう言うと、彼は小さくうっ、と唸り、ため息をついてから
泉「分かりました。10分、長くても15分ですからね。」
と許可してくれた
神生「サンキュー泉！」
泉「アキラのためじゃありませんから！分かってますか？」
さっきまで泣き出しそうだった彼はすっかり元気になったらしく、嬉々として喋っている
貴女「休憩の間、少しお菓子でも食べてリフレッシュするか。」
鞄からチョコや飴などを取り出す
泉も持っているらしく、同じように鞄からお菓子を取り出した
その中には、Aと同じように甘い物もあれば、小袋に分かれているスナック菓子もあった
神生は、まっすぐスナック菓子に手を伸ばす
素直じゃないな。
横目でスナック菓子を食べだした神生を確認すると、鞄から今度は未開封のお茶を取り出した
ことん、と机に置いたが、その位置はどちらかというと神生に近い
この仲良し。
ふっと笑い、自分もチョコを食べた。
それは泉が持ってきたもので、少しビターだった。
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タツキの制服
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NIL(プロフ) - シュークリームさん» ありがとうございます！主人公を好きになって貰えるのは、生みの親としてはとても嬉しいです！更新ペースが遅いので、気長に待っていただけると幸いです(*^^*) (2017年3月1日 7時) (
レス) id: 3e4ae99fc9 (このIDを非表示/違反報告)
シュークリーム(プロフ) - 主人公のキャラ大好きです！！これからも更新していただけると嬉しいです！頑張ってください！！ (2017年2月28日 21時) (レス) id: 21931b3c8c (このIDを非表示/違反報告)
NIL(プロフ) - のん民さん» ありがとうございます！そう言っていただけて嬉しいです！これからもよろしくお願いします！！ (2016年12月25日 15時) (レス) id: 3e4ae99fc9 (このIDを非表示/違反報告)
のん民(プロフ) - とてつもなく面白いです！！あ、NILさんボードに書き込んでくれましたよね？ありがとうございました！これからも更新ガンバ♪PSボードの書き込みに返信しました。そちらのチェックもよろしくです！ (2016年12月25日 14時) (レス) id: cec51bb663 (このIDを非表示/違反報告)
NIL(プロフ) - ルナさん» コメントありがとうございます！そう言っていただけて凄く嬉しいです！これからも、作者作品共々、よろしくお願いします！ (2016年11月30日 19時) (レス) id: 3e4ae99fc9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：NIL | 作成日時：2016年4月20日 18時
