(名前)side ページ8
終わった…。
死ぬかと思った…
一日中、夢野先生の隣でこきつかわれた。
お茶を淹れたり、インクの買い出しに行かされたり、原稿用紙の買い出しにも…
本当、あの人私の事何だと思ってるんだ…？
まぁ、結構原稿進んだからいいけど
ふぅと深呼吸してから、電車のホームの黄色い線から少し身を乗り出す。
まだ、電車来ないなぁ…。
スマホで時間を確認しながら、今日の夕飯の事を考える。
ここ、最近まともな物食べた記憶が無い。
まぁ、夢野先生に奢って貰ったケーキは美味しかったけど…
貴「でも、なるべく節約しなきゃだし…
今日は、あのスーパーにでも行って適当に…」
？「はぁぁ…何なんだ。あの、ハゲ課長…あぁ、もう嫌だ嫌だ…」
私が考え事をしていると、隣にブツブツと独り言を呟く男性が近づいてきた。
うわ。なんか言ってる…
変な人だな…なんて思いながら、その男性を見つめる。
痩せ細った身体に、赤髪に少しメッシュの入った癖っ毛。
目には、ヒドイ隈が出来ている。
あぁ。こりゃ、私よりヒドイな…
可哀想に、なんて他人事に思いながら今日渡された書類に目を通す。
明日、また夢野先生に原稿の事とか色々相談しなきゃだな…
なんて思っていたら、突然後ろから人にぶつかられた。
貴「わっ…」
その瞬間。
私の手から、書類がヒラヒラと宙を舞った。
夢野先生の原稿が、私の手から離れていく。
ダメ…
貴「ダメ…！」
私が手を伸ばすと、後ろからガッと肩を掴まれた。
貴「…え？」
骨ばった男の人の手が、私の肩に乗っている。
「…し、死にますよ、？大丈夫ですか？」
そこには、先ほど独り言を呟いていた男性が夢野先生の原稿を持って立っていた。
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山菜かるは - コメントありがとうございます！ひふみんですねww (2018年8月30日 15時) (
レス) id: 68eb26fbea (このIDを非表示/違反報告)
華の幽霊《sgsyu》(プロフ) - 初コメ失礼致します。お気に入り登録数が123人で笑ってしまいました。コメント失礼しました (2018年8月29日 16時) (レス) id: db4eb032b8 (このIDを非表示/違反報告)
山菜かるは - 全然大丈夫ですよ！嬉しいコメントありがとうございます！ (2018年8月23日 19時) (レス) id: 68eb26fbea (このIDを非表示/違反報告)
山菜かるは - みーぬっ！さん、ありがとうございます！とても嬉しいです！夢野先生尊いですよね…！更新頑張りますね！ (2018年8月23日 19時) (レス) id: 68eb26fbea (このIDを非表示/違反報告)
みーぬっ!@コミュ低浮上気味(プロフ) - あ、会話に割り込んじゃったかな……すみませんm(*_ _)m (2018年8月22日 21時) (レス) id: fca7ce55ed (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：山菜かるは | 作成日時：2018年6月16日 15時
