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何故だろう…









私、柄にもなく過去の事なんて思い出して…









走り疲れたので、公園の古びたベンチに腰を掛ける。









あの時、どうして私は夢野先生に観音坂さんから告白された事をいってしまったんだろうか。









別に、伝えなくたって関係なかったはずだ。








でも、









貴「夢野くんなら、分かってくれるって思ってたのかな?」









馬鹿らしい。









大体、夢野先生は私の事なんて覚えてなかったんだ。









それなのに、あの頃みたいに変な期待をして…









貴「本当にバカだなぁ、私…」









やっぱり、私には恋なんて向いてない。









ふと、自分のスマホから着信音がなり続けているのに気がついた。








貴「…あ。夢野先生からだ」









不在着信が数件入っている。









私が、そう呟いた瞬間









スマホが鳴り止んだ。









また、遅かった









青空が見えなくなって、遠退いて雲が光を遮っていく。








蝉は、夏の終わりを告げるかの様にさっきまで哭きあげていた声が弱々しく聞こえてくる。








誰もいない。









あの青い夏の日に私は置き去りにされている。









夢野先生…否、夢野くんが私に気づいてくれると信じて









夢野くんが本当に私を好きなのかを









あの日間に合わなかった全ては何だったのか









それを、ずっと探してながら答えを待っていた。









貴「今日は、雨かぁ…」









私は、雨が嫌いだ。

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山菜かるは - コメントありがとうございます!ひふみんですねww (2018年8月30日 15時) (レス) id: 68eb26fbea (このIDを非表示/違反報告)
華の幽霊《sgsyu》(プロフ) - 初コメ失礼致します。お気に入り登録数が123人で笑ってしまいました。コメント失礼しました (2018年8月29日 16時) (レス) id: db4eb032b8 (このIDを非表示/違反報告)
山菜かるは - 全然大丈夫ですよ!嬉しいコメントありがとうございます! (2018年8月23日 19時) (レス) id: 68eb26fbea (このIDを非表示/違反報告)
山菜かるは - みーぬっ!さん、ありがとうございます!とても嬉しいです!夢野先生尊いですよね…!更新頑張りますね! (2018年8月23日 19時) (レス) id: 68eb26fbea (このIDを非表示/違反報告)
みーぬっ!@コミュ低浮上気味(プロフ) - あ、会話に割り込んじゃったかな……すみませんm(*_ _)m (2018年8月22日 21時) (レス) id: fca7ce55ed (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:山菜かるは | 作成日時:2018年6月16日 15時

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