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幻太郎side ページ15

幻「君、意外と力強いよね」





貴「普通です!バーカっ」






さっき殴られたお腹を擦りながら、Aを横目で見つめる。






いつもなら、避けるはずのパンチを彼女が泣き出してしまったのを見て避けることが出来なかった。






見事にAの拳が鳩尾に入り、現在。お腹がとても痛んでいる。




だが、泣いている彼女の前でそんか弱気な所を見せている暇はない。





さっきから、バカバカと言いながら泣くAは、小さな子供のように愛らしかった。






それを見ながら、はぁとため息を吐く。







どうして、こうも鈍感なんだか…






貴「なんで、ため息吐くんですか!失礼です!バカバカっ!アホ作家!」






幻「はいはい。悪かったって…」







貴「私は、お腹も空いてるのに勝手に連れ出されて、嘘吐かれて…。ヒドイじゃないですか!」






私を上目遣いで、怒る彼女の姿は愛らしくてたまらなかった。






幻「それは、本当にすまない。代わりに君の食べたい物何でも食べさせてあげよう」







貴「…本当ですか?」







幻「本当だよ」






貴「じゃあ…先生が何か作ってください」






彼女の言葉に唖然とする。





幻「何で、私の料理なんだい?」







貴「夢野先生、インタビューで和食得意って言ってましたよね…。私、肉じゃが食べたいです」






インタビュー覚えていたのか、と少し驚きつつ
Aの手をまた掴んだ。






幻「しょうがない。私が特別に作ってあげるよ」





そう言うと、「じゃがいも大きめですよ」と彼女が嬉しそうに笑った。





そんな表情にまた、顔が暑くなりそうになって咄嗟に顔を反らしたのはきっと暑さのせいだ。

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山菜かるは - コメントありがとうございます!ひふみんですねww (2018年8月30日 15時) (レス) id: 68eb26fbea (このIDを非表示/違反報告)
華の幽霊《sgsyu》(プロフ) - 初コメ失礼致します。お気に入り登録数が123人で笑ってしまいました。コメント失礼しました (2018年8月29日 16時) (レス) id: db4eb032b8 (このIDを非表示/違反報告)
山菜かるは - 全然大丈夫ですよ!嬉しいコメントありがとうございます! (2018年8月23日 19時) (レス) id: 68eb26fbea (このIDを非表示/違反報告)
山菜かるは - みーぬっ!さん、ありがとうございます!とても嬉しいです!夢野先生尊いですよね…!更新頑張りますね! (2018年8月23日 19時) (レス) id: 68eb26fbea (このIDを非表示/違反報告)
みーぬっ!@コミュ低浮上気味(プロフ) - あ、会話に割り込んじゃったかな……すみませんm(*_ _)m (2018年8月22日 21時) (レス) id: fca7ce55ed (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:山菜かるは | 作成日時:2018年6月16日 15時

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