【銀魂】万事屋愛されさんさん

29話 ページ30

「コイツとオメーの盗んだブツ交換だ…」


公「言う事聞いちゃダメ殺されるわよ!私なんて構わず早く逃げて…って即決かいィィィ!!」


見た目に合わないけど逃げ足早いな……。


太助「その女なら好きなよーにしてくれていーぜ!金持ってるみてーだから付き合ってやってたけどそうじゃなけりゃお前みたいなブタ女ゴメンだよ!」



そう言って逃げる太助。

まァ…そんな所だろーとは思ってたが



太助「世の中結局金なんだよ…真っ当に貧乏臭く生きるなんてバカげてるぜ!」


走って来た太助の道を塞ぐようにコンテナから飛び降りる。



『そーかよ……テメーの場合は金も持ってねーブタだろーが。』


腰を落として刀を降る体制になる。



『豚か牛か分かんねーからその鼻のリングピアス取れやァァァアア!!』


ブォンッ


思いっきり振った刀に太助が直撃する。
そのまま横に吹っ飛ばされ意識を失った。



『ったく…なんでこんな薄汚ェブタ守んなきゃいけねーんだ私は御免だよ』


ビリビリと頭にテープで固定されていた麻薬を引っぺがしながらそう言う。




「全く戦いに参加してねー癖にテメーは敵なのか味方なのかどっちだ!?」



『どっちだァ?………どっちでもないな』


ヒョイっと麻薬を銀時に渡す。


銀時は麻薬とハムを交換すると言ってまた麻薬を投げた。


「あ゛!!」


………交換なんてしないけど。


「アイツ投げやがった!オイ誰かとれ!」


木刀を構えていた新八の目の前に麻薬が降ってくると、


新八「わァァァァ!!」

スパンッと綺麗に散った麻薬。


慌てて拾おうとしている天人をよそに私達はハム子を連れて逃げた。






公「マジありえないんですけど。太助助けてくれって言ったのに何でこんな事になる訳〜?しかもそこのアンタは容赦なく太助をぶっ飛ばすし」



『なんか自分も豚だって事実に気づいていなかったっぽいから…アレ?豚だっけ牛だっけ?』


新八「言っとくけどそれは焼いても食べられませんよ」


公「お前ら最後までそれか」




銀時「コイツ逃すと彼氏なんて一生出来なさそーだからか?世の中には奇跡ってのがあるんだぜ」


何故か少しドヤ顔して言う銀時。

公「そんな哀れにみに満ちた奇跡はいらねー」


公「こんな奴に付き合えるの私ぐらいしかいないでしょ…」


そう言いながらも太助をおんぶする手を離すことはない。

そのままハム子達は去っていったが


銀時「何だありゃ」


『恋人っていうか親子?』


銀時「あんな母親俺ならグレるね」

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