28 クチナシおじさん ページ29
外に出て行ったヤングースとミミッキュを追いかけて、屋敷の外に出た。
「まって…あ…?」
すると出てすぐに目に入ったのは、ポータウンの中に入れてくれた男の人。
「こいつなんだろ」
そういった男の人の足元にはヤングースが一緒に居た。
「ヤンちゃん…!」
「よっぽど怖かったんだな。おじさんなんかに尻尾降ってよ…」
男の人は私を見るなり、手に腰を当てる。
「…参ったなぁ……しまめぐりかよ…」
しまめぐりの証が見えたのだろう。なにか言われちゃうかな…
「スカル団をのしちゃうやつを相手になんかしないっての…」
相手?私何かした…?いや、してない…スカル団のアジトに忍び込んだことしかしてない……忍べてないか。結構戦ったし。
「ほらよ、ポケモン元気にしてやるからよ。」
「あ、ありがとうございます!」
戦ってくれたジュナイパーやオドリドリを回復してくれた。この人は何者?
「それにしても…スカル団の連中、なんだか少なくねぇかい?」
「え?…確かに…もっとうじゃうじゃいるものかと…」
屋敷を出てくる時も少なくなってたっけ?
「まぁボスが負けりゃあ逃げ出すやつもいるよな」
…なんかよくわかんないけど嫌だなぁこういうの。ドラマとかでもあるけど、こういう時大体良くないことが起こる気がする…
「クチナシおじさん!」
ポータウンの入口の方から紫色の女の子が走ってくる。あの子はアセロラちゃん…?
「また賑やかなのが来ちゃったな。」
アセロラちゃんとこのクチナシさん…は知り合いらしい。だったら悪い人じゃない?
ヤングースはアセロラちゃんを見ると元気そうに鳴いた。
「おー、ごめんね怖かったでしょー?」
アセロラちゃんはヤングースの頭を撫で、私の方を向いた。
「A、ありがとう!ほんとすごいんだ!尊敬だよ!!」
「あ、え、いや、そ、それほどでも…」
こういう時喜んでいいのかわからない。正しい反応とは…
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アオ - 新しい話ありがとうございます!何だろう、かなりシリアスな感じな筈なのにこのほのぼの感...。ハウ君とヨウ君は癒し系なのかな...?本当にこの2人のやり取りは大好きです! (2019年7月14日 16時) (レス) id: 8667d85b1f (このIDを非表示/違反報告)
なの(プロフ) - わぁあ!更新待ってました…!とても好きな小説なので今か今かと楽しみにしてました!mintoさんの生存確認ともに出来て良かったです!ぜひ体調にお気をつけてこれからも頑張ってください!! (2019年6月30日 22時) (レス) id: 82351da6a8 (このIDを非表示/違反報告)
minto(プロフ) - ユリさん» 大変お待たせ致しました…!応援ありがとうございます! (2019年6月30日 19時) (レス) id: 202178676a (このIDを非表示/違反報告)
ユリ(プロフ) - 続き気になります。更新頑張ってください (2019年6月12日 18時) (レス) id: 2e6c718a02 (このIDを非表示/違反報告)
アオ - もちろんこれからも応援させていただきます! (2019年4月20日 22時) (レス) id: c3f27a3751 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:minto | 作成日時:2017年12月5日 23時