13 エーテルハウス ページ14
「ふぅ、キャプテンのいるエーテルハウスもうすぐだね…」
色々あって、疲れた…
何やら像が建っているが、これは守り神のシンボルだろうか。
「あー、この先がラナキラマウンテンのふもとだよー。てっぺんにポケモンリーグが出来るんだよねー」
…寒そう。感想がこれとは酷い気もするが、見るからに上の方白いし…
「遠い地方にあるポケモンリーグにはー四天王と呼ばれるめっちゃ強いトレーナーがいるんだってー!」
…大分前にテレビでチャンピオンを決めるリーグの放送があったな…あんな戦い出来たらかっこいいだろうな。
「四天王と島キングってどっちが強いのかなー?」
じーちゃんだと思うけどなー、と腕を組んで悩むハウ君。四天王はテレビでしか見た事ないけど…どっちも同じ位じゃないかな…?
ーーー
ポケモンセンターの先に進むと、真っ白な建物が建っていた。目の前の看板には「エーテルハウス」と書かれている。
「おー!エーテルハウスだねー!」
左奥の扉が開き、中からまだ小さい男の子と女の子が出てきた。
「知らないやつだ!」
そう言うと二人は近づいてくる。そして、女の子はヤングースを抱き、男の子はモンスターボールを向ける。
「ポケモン勝負ね!」
「えー?えー!?」
あまりにも突然の事に驚く私たち。とりあえず、挑まれた勝負はちゃんとしないとね…
「アセロラねーちゃんの留守守るー!」
…アセロラねーちゃんって、アセロラちゃんだよね?その弟と妹かな?それとも……まぁいいか、とりあえず勝負に集中しないと!
ーーー
勝負は勝った。男の子はとても悔しそうにうー、と声を出す。
「…子供にしては頑張ったよ、ぼく。」
自分で言っちゃうのね…でも、確かに悪くない戦いだったよ。
「うー、勝ったのに噛まれてるんだけどー」
ハウ君の足には女の子が抱えていたヤングースが噛み付いていた。本気の噛みじゃないから大丈夫だと思うけど…
「ただいま!」
元気よく扉を開けて外から入ってきたのは、アセロラちゃんだった。
「おー!もう仲良くなってる!あのね、買出しも終わったから!」
「痛いほど仲いいのかー…」
不思議そうな顔をこちらに向けるハウ君。そんな顔で見られたら笑っちゃうよ…
「…あれ、リーリエちゃんは…?」
「リーリエちゃんはハプゥちゃんと、ヨウ君と一緒!そのうち来るんだって!」
腰に手を当て、アセロラちゃんが振り返る。
「それまで試練しちゃえば!そう、アセロラキャプテンなの!」
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アオ - 新しい話ありがとうございます!何だろう、かなりシリアスな感じな筈なのにこのほのぼの感...。ハウ君とヨウ君は癒し系なのかな...?本当にこの2人のやり取りは大好きです! (2019年7月14日 16時) (レス) id: 8667d85b1f (このIDを非表示/違反報告)
なの(プロフ) - わぁあ!更新待ってました…!とても好きな小説なので今か今かと楽しみにしてました!mintoさんの生存確認ともに出来て良かったです!ぜひ体調にお気をつけてこれからも頑張ってください!! (2019年6月30日 22時) (レス) id: 82351da6a8 (このIDを非表示/違反報告)
minto(プロフ) - ユリさん» 大変お待たせ致しました…!応援ありがとうございます! (2019年6月30日 19時) (レス) id: 202178676a (このIDを非表示/違反報告)
ユリ(プロフ) - 続き気になります。更新頑張ってください (2019年6月12日 18時) (レス) id: 2e6c718a02 (このIDを非表示/違反報告)
アオ - もちろんこれからも応援させていただきます! (2019年4月20日 22時) (レス) id: c3f27a3751 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:minto | 作成日時:2017年12月5日 23時