お祭りに誘われて ページ8
初めてのバトルで勝てると思わなかった私は呆然としていた。
「うわーすげー！えーっとAだっけ？君のモクローもかっこいいなー！」
ハウ君の声で目覚めた私は慌ててありがとう、と言った。
「よーし、明日頑張るー」
明日？何かあるのだろうか。
モクローをボールに戻し、鞄に入れようとした時。
「ぬお？A…お持ちの輝く石を見せていただけるかな？」
「輝く石…？あぁ…これですか？」
リーリエちゃんがくれた石をハラさんに渡す。
「なんと！」
「じーちゃん、それってもしかして…」
2人とも真剣な顔。え？な、何？珍しい石だった？凄いの？
「そう言えばAはカプ・コケコに助けられたと…」
「はい…その時に石も…」
するとハラさんは愉快そうに笑い、言った。
「まさか石まで貰うとはなぁ…！君はアローラに来るべくして来たのかもな。A、ちょいと石は預からせて貰います。明日返しますから！…君にはトレーナーの才能がありますからな！是非明日のお祭りに参加してくだされ！」
なるほど、明日お祭りがあるのか。そして輝く石も明日何なのかわかるのか。なるほどなるほど…それにしても来るべくして来たって…？
「じゃあA、家まで送るよ！リーリエも一緒だぜ！君の大事なあのコがはぐれると大変だからね。」
「はい…気をつけます…」
いざとなれば私も力になろう。リーリエちゃんとほしぐもちゃんを守ろう！そう思い、ふとリーリエちゃんを見ると、後ろにほしぐもちゃんが居た。
「ほら、言ったそばからバッグから出ないでください…」
その光景は微笑ましく、皆で笑った。
「A！今日はありがとねー。明日会おうねー！」
ハウ君からそう言われ、笑顔で返事が出来たことを願う。
「ただいま！」
「おかえりA！」
家に帰ると、ママが晩ご飯の準備をしていた。
「ねぇねぇ、どんなポケモン貰ったの？見せて見せて！」
「うん！モクローって言うの！可愛いでしょ？」
モクローは飛んで、私の頭の上に乗る。
「本当、可愛いわね！…貴方達、すっごくお似合い！見てるだけで嬉しくなっちゃう！」
モクローがニャースの前に降りると、ニャースは嬉しそうに鳴いてモクローとじゃれ始めた。喧嘩をしなくてよかった…。
「結構疲れたんじゃない？ご飯も出来たし、食べて、お風呂入って、寝なさい？」
「…うん！そうする！あ、そうだ！ママ聞いて！あのね…」
今日の出来事をママに話して、全部済ませた後、私はモクローと布団に入って眠った。
明日が楽しみだ。
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桜にゃん♪ - カルム！？セレナ！？え？は？Σ(ﾟДﾟ) (2020年6月2日 2時) (
レス) id: 1c21c55e5d (このIDを非表示/違反報告)
minto(プロフ) - 39さん» ありがとうございます！楽しんでいただけて嬉しい限りです〜！ (2017年12月30日 14時) (レス) id: 3868acd3c0 (このIDを非表示/違反報告)
39 - え、マジか。なんだ、この胸の高鳴りはぁ！早く続き読みたいよぉ！応援しています！なんかもう一人の子との性格がいっちしたんだが！？w (2017年12月29日 9時) (レス) id: 77d327cdc9 (このIDを非表示/違反報告)
minto(プロフ) - TAYOさん» ありがとうございます！面白いと思っていただけて嬉しい限りです。更新頑張ります！ (2016年12月31日 21時) (レス) id: eb00bce776 (このIDを非表示/違反報告)
TAYO - ハウ君、可愛い〜！ この小説、面白いですね！！ 更新、頑張って下さい！ (2016年12月31日 19時) (レス) id: ef0d0d66f1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：minto | 作成日時：2016年12月9日 4時
