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目覚めの朝 ページ30

ポケモン達の声が聞こえる。心地よい風が肌に触れ、目を覚ます。そして一番最初に目に入ったのはすぐ目の前にあるハウ君の寝顔…
「…ひゃあぁ!!?」
思わず叫んでしまう。その声に驚いてバランスを崩したヨウ君がウインディの上から落ちる。ハウ君も目を覚ましてバッと起き上がる。
「「どうしたのA!?」」
二人の声が重なる。
「えっ!?あっ、いや、その…」
ハウ君の顔が真ん前にあって驚いただけ…です…
「と、とりあえず何でもない…ごめんね?」
そう言うと、ヨウ君は打った頭を抑えてならよかった、と言った。
「…ねーねー、寂しかったー?」
ハウ君にそう言われ、一体なんのことかとハウ君を見ると、下を指していた。指された方を見ると、ハウ君の手を握っている私の…
「は、はぇっ!?」
バッと上に手を上げる。どうしよう、どうしよう。混乱する私に落ち着いて、と焦るハウ君にニヤニヤと笑っているヨウ君。
「おはようロト!何だか賑やかロトね〜」
ロトムの声にハッとなる私。落ち着け私。何をパニックになる必要があるんだ。モクローが私の膝に乗り、首を傾げる。ハウ君のアシマリとヨウ君のニャビーも首を傾げていた。
「2人とも今日ハラさんに挑むんでしょ?」
そういえばそうだ。大試練に挑まなければいけない。
「その前にお腹空いたー!」
確かに、朝ごはんを食べたい。するとそれを待っていたかのようにヨウ君が鞄からきのみやら色々な道具を取り出した。
待つこと数分。私達の前に出されたのはジャムのいい匂いのするサンドイッチ。
「俺が料理出来るとか意外でしょ?」
「意外すぎるー」
ハウ君の言葉に頷く私。まさかジャムから作るとは。ハッキリと言ってくれる所嫌いじゃない、と言うヨウ君。
「あ、次会うのはアーカラ島かな?」
サンドイッチを食べながら話す。アーカラ島?
「たまには母さんに顔見せないと…だから俺さ、先アーカラ島で待ってるわ!」
そういうところは考えているんだな。早くも食べ終わったハウ君は髪を結び、いつでも行けるように準備をしていた。
「…そういえば花園でさ、会わなかったよね。どこいたの?」
ふと思い出し、ヨウ君に聞く。少しの間黙った後、内緒!と言われた。余計に気になる。
朝食を終えて、準備をする。
「じゃ、俺は先にアーカラ島に!大試練頑張れな〜」
先に出て、手を振ってウインディと歩いていくヨウ君。
「一緒に頑張ろーね!」
私を見てニコッと笑うハウ君。それに私は笑い返した。

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設定タグ:ポケモンSM , ハウ   
作品ジャンル:恋愛
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桜にゃん♪ - カルム!?セレナ!?え?は?Σ(゚Д゚) (2020年6月2日 2時) (レス) id: 1c21c55e5d (このIDを非表示/違反報告)
minto(プロフ) - 39さん» ありがとうございます!楽しんでいただけて嬉しい限りです〜! (2017年12月30日 14時) (レス) id: 3868acd3c0 (このIDを非表示/違反報告)
39 - え、マジか。なんだ、この胸の高鳴りはぁ!早く続き読みたいよぉ!応援しています!なんかもう一人の子との性格がいっちしたんだが!?w (2017年12月29日 9時) (レス) id: 77d327cdc9 (このIDを非表示/違反報告)
minto(プロフ) - TAYOさん» ありがとうございます!面白いと思っていただけて嬉しい限りです。更新頑張ります! (2016年12月31日 21時) (レス) id: eb00bce776 (このIDを非表示/違反報告)
TAYO - ハウ君、可愛い〜! この小説、面白いですね!! 更新、頑張って下さい! (2016年12月31日 19時) (レス) id: ef0d0d66f1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:minto | 作成日時:2016年12月9日 4時

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