花園を出ると ページ27
「ああぁ可愛い!!」
オドリドリに夢中になる私。遠くからリーリエちゃんの冷たい視線を感じた。
「ご、ごめん…でもお願い！捕まえさせて…？」
手を顔の前で合わせて頼み込む。呆れつつも許してくれたリーリエちゃん。ほしぐもちゃんは少し上の方で遊んでいるようだ。
オドリドリをなんとか捕まえ(中々捕まってくれなかった)、ほしぐもちゃんの元へ向かう。
「ほしぐもちゃん、戻ろ？リーリエちゃんが心配してるよ…」
そう言ってほしぐもちゃんを抱っこする。大人しく抱っこされてるあたり、信頼されているようでよかった。段差を飛び越え、リーリエちゃんの元に戻るとほしぐもちゃんは私の腕から飛びだしてリーリエちゃんの周りをぐると回り始めた。
「もう、人が少ないからってはしゃぎすぎです…」
そう言ったリーリエちゃんの顔は微笑んでいた。仲良しなんだなぁ…いつから一緒にいるんだろう。
外に出ると、ハウ君がいた。
「Aー！あー、リーリエいたー！」
どうやらハウ君も探すのを手伝ってくれたらしい。博士、周りを巻き込まないでください。
「ハウさんはどうして？」
「試練をこなしたからさー」
ハウ君も試練をこなしたのか。おめでとう、と口に開く前に先にハウ君が言った。
「いきなりだけどーどれだけ強くなったか確かめさせてー！」
「え？あ？えぇ？いきなりすぎ…」
あまりにも急だったから理解に遅れた。でも、その勝負は受けて立つ！
花園前で勝負が始まる。ハウ君が出したのはピカチュウだ。
「ピカチュウだ！可愛い…」
と言いつつ私はもモクローを出す。あと少しで進化するかな…
「でんこうせっか！」
相手に先制技を出される。だが、私も負けじと頑張る。
リーリエちゃんが見守る中、行われた試合は引き分けだった。私はバトルの時、相手とポケモンの数が同じになるようにして戦うのだ。じゃないと不平等だし。
「ぬしに勝って、Aもおれも強くなったよねー！だけどおれ、こんなんでじーちゃんに勝てるかなー？」
島キングだもんね…どうなんだろう。
「お、流石A！リーリエを見つけてくれて感謝してるぜ！」
「もう、何かあったらどうするんですか…」
ごめんごめん、と謝る博士。どっちが大人だよ。
「ハウも試練達成おめでとう！Aみたいに感動したか？涙ボロボロだったんだぜ？」
「だっ！だって、嬉しかったから…」
そう言うと皆笑った。何が可笑しいんだ何が…
「Aって面白いねー！」
…喜んでいいのかなぁ？
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桜にゃん♪ - カルム！？セレナ！？え？は？Σ(ﾟДﾟ) (2020年6月2日 2時) (
レス) id: 1c21c55e5d (このIDを非表示/違反報告)
minto(プロフ) - 39さん» ありがとうございます！楽しんでいただけて嬉しい限りです〜！ (2017年12月30日 14時) (レス) id: 3868acd3c0 (このIDを非表示/違反報告)
39 - え、マジか。なんだ、この胸の高鳴りはぁ！早く続き読みたいよぉ！応援しています！なんかもう一人の子との性格がいっちしたんだが！？w (2017年12月29日 9時) (レス) id: 77d327cdc9 (このIDを非表示/違反報告)
minto(プロフ) - TAYOさん» ありがとうございます！面白いと思っていただけて嬉しい限りです。更新頑張ります！ (2016年12月31日 21時) (レス) id: eb00bce776 (このIDを非表示/違反報告)
TAYO - ハウ君、可愛い〜！ この小説、面白いですね！！ 更新、頑張って下さい！ (2016年12月31日 19時) (レス) id: ef0d0d66f1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：minto | 作成日時：2016年12月9日 4時
