試練を終えて ページ26
今私は感動している。イリマさんの目の前で。涙が止まらない。
「…とても嬉しいんですね？」
その言葉に私は何度も頷く。まさか…まさか試練を達成出来るなんて……Zクリスタルを握りしめたまま感動しているとポケモン達から引っ張られる。早く外に出ようと言ってるような気がした。
「…イリマざん、ありがどうございまじだ…」
泣いてる私にイリマさんがハンカチを渡してくれた。私はそれで鼻を…かむわけない。ちゃんと涙を拭く。
「では、外まで送りますよ！」
そう言われ、私はイリマさんの後を追う。
「やぁA！試練は…イリマの顔を見るに達成したようだね？それにしてもどうしたんだその顔…」
私の顔を見て博士が苦笑い。余りの嬉しさに泣いた、と伝えると博士は笑った。
「素直でいい事だ！そうだ、Zパワーの使い方を教えようか！」
そう言って博士が草むらに入って、教えてくれた。実際に見たZ技は凄くかっこよかった。
「わ、私も使えるんですね…!!」
「そうだぜ！で、肝心な事があったんだった…」
肝心なこと…？私が首を傾げると博士は頷いて言った。
「実はリーリエとはぐれちゃってさ…」
「…馬鹿なんですか」
思わず口に出た。だが本当のことだ。可愛い子を1人にさせるとは…
「段々辛口になってきたね？それよりも探すの手伝ってくれないか？」
そう言うと、イリマさんは頷いた。協力してくれるようだ。
「念のため洞窟の中を探しますね」
「よし！じゃあ手分けして探そうぜ！」
わかりました、と言って私は元はゲートがあって通れなかった3番道路へと向かった。
途中でトレーナーに勝負を申し込まれたり、とりポケモンが襲ってきたりで大変だった。オニスズメはあの時の吊り橋以降怖い。
「ん…メレメレの花園…？」
花園によくヨウ君が行っていると言っていた。もしかしたらこの中にいる可能性もあるな…私は花園に足を踏み入れた。奥から花のいい香りがする。
「…あ、リーリエちゃん！」
「え？あ、Aさん…」
リーリエちゃんの表情は浮かなかった。何かあったのだろうか…
「ほしぐもちゃんが草むらの奥に行っちゃって…吊り橋で酷い目にあったのにあのコったら…野生のポケモンさんが出てきても戦える技ないのに…」
それを聞いたロトムが言った。
「ほしぐもちゃんを助けに行こうロト！心配ロト！」
「うん、そうだね！」
それを聞いたリーリエはありがとうございます、とお辞儀をした。
草むらに入り、ほしぐもちゃんの元へ向かう。
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桜にゃん♪ - カルム！？セレナ！？え？は？Σ(ﾟДﾟ) (2020年6月2日 2時) (
レス) id: 1c21c55e5d (このIDを非表示/違反報告)
minto(プロフ) - 39さん» ありがとうございます！楽しんでいただけて嬉しい限りです〜！ (2017年12月30日 14時) (レス) id: 3868acd3c0 (このIDを非表示/違反報告)
39 - え、マジか。なんだ、この胸の高鳴りはぁ！早く続き読みたいよぉ！応援しています！なんかもう一人の子との性格がいっちしたんだが！？w (2017年12月29日 9時) (レス) id: 77d327cdc9 (このIDを非表示/違反報告)
minto(プロフ) - TAYOさん» ありがとうございます！面白いと思っていただけて嬉しい限りです。更新頑張ります！ (2016年12月31日 21時) (レス) id: eb00bce776 (このIDを非表示/違反報告)
TAYO - ハウ君、可愛い〜！ この小説、面白いですね！！ 更新、頑張って下さい！ (2016年12月31日 19時) (レス) id: ef0d0d66f1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：minto | 作成日時：2016年12月9日 4時
