スカスカスカしてる奴等 ページ18
ポケモンを探し終わり、仲間が増えた。ピチューは私から離れないからモンスターボールを見せると、喜んで自ら入っていったのだ。私はひこうタイプばかりだからでんきタイプがいた方が即戦力にはなると思う。
「そろそろポートエリア行きたいロト!」
「…うん、行こっか…」
怖いなぁ…どんな人達何だろう。
ポートエリアに着くと居たのはキャプテンのイリマさんだった。
「あれ、イリマさん?」
「はい、イリマです。」
イリマさんが話を続けようとした時。
「ヨヨヨー!」
「あいさつ無しが俺達スカル団のあいさつ!」
何やらラップ調のような声が聞こえた。黒いタンクトップに、骸骨のようなデザインの布で
頭と口を覆った男が2人。
「キャプテンのポケモン俺達にくれないっスカ?」
「あぁ!トレーナーズスクールの!さっそくハウオリに来たんですね」
スカル団の言ったことを無視して、イリマさんは私に話を続けた。凄いスルースキルだと思う。するとスカル団が私達に近づいてきた。
「おいおい!スカした野郎にスカされてるじゃねーか!」
「いっちょやるっスカ!」
もうちょっと怖いものだと思ってた。不思議なことに全く怖くない。正直…バカっぽい…?
「やれやれです。人のポケモン取ったら泥棒ですよ。Aさんでしたね、そちらの相手をお願いします」
ポケモン勝負…大丈夫かな…
「俺がポケモン使いこなす凄いとこ見せてやりまスカ!」
そう言ってスカル団との勝負が始まった。
相手はズバットを出した。こんな人達に捕まえられて可哀想だな…そう思いつつも私はモクローを出す。強さ的にはモクローの方が上だ。先制で攻撃を出せる。
「モクロー!このは!」
モクローは私の指示に従い、技を繰り出す。攻撃は当たったが、流石に一撃では倒せない。
「超音波!」
相手が超音波を使ってきて、モクローは混乱してしまった。超音波なんて卑怯だ。勝負なら正々堂々が良いのに…モクローに指示を出しても混乱していたらちゃんと攻撃を出せるかわからない。その時だった。なんとピチューがボールから勝手に出てきた。
「ピチュー!?」
そのまま相手のズバットにでんきショックをお見舞いした。効果は抜群で、ズバットは倒れた。
「こんなのありっスカ!?」
私も正直そう思った。ピチューは誇らしげに胸を張っている。でも倒せたなら良いかも?
「へっ!イリマのポケモンなんていりませーん!」
そう言ってスカル団は去っていった。
「もう一度、やれやれですね」
イリマさんが首を振って言った。
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桜にゃん♪ - カルム!?セレナ!?え?は?Σ(゚Д゚) (2020年6月2日 2時) (レス) id: 1c21c55e5d (このIDを非表示/違反報告)
minto(プロフ) - 39さん» ありがとうございます!楽しんでいただけて嬉しい限りです〜! (2017年12月30日 14時) (レス) id: 3868acd3c0 (このIDを非表示/違反報告)
39 - え、マジか。なんだ、この胸の高鳴りはぁ!早く続き読みたいよぉ!応援しています!なんかもう一人の子との性格がいっちしたんだが!?w (2017年12月29日 9時) (レス) id: 77d327cdc9 (このIDを非表示/違反報告)
minto(プロフ) - TAYOさん» ありがとうございます!面白いと思っていただけて嬉しい限りです。更新頑張ります! (2016年12月31日 21時) (レス) id: eb00bce776 (このIDを非表示/違反報告)
TAYO - ハウ君、可愛い〜! この小説、面白いですね!! 更新、頑張って下さい! (2016年12月31日 19時) (レス) id: ef0d0d66f1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:minto | 作成日時:2016年12月9日 4時