思い出の写真 ページ15
連れていかれた先は観光案内所。何があるのだろうか。ちなみにリーリエちゃんは外で待っているそうだ。ハウ君は受け付けの人の所まで行くと、聞いた。
「ねーねー、ロトム図鑑持ってると良い物貰えるってほんとー?」
良い物?いったい何だろう。
「耳が早いですね!まだあまり出回っていないロトム図鑑の拡張パーツ、その名もポケファインダーをどうぞ!」
ポケファインダー?って何だろう…でもロトム図鑑のパーツなんだよね…
「すっげー!よかったねA!ポケファインダーだって!…で、ポケファインダーってなーにー?」
流石ハウ君。言いたいことを言ってくれる。
「ポケファインダーではポケモンの撮影ができます。撮影できるポイントはロトムが教えてくれますよ!」
ポケモンの撮影?何だか楽しそう…!
「ロトム図鑑ってすごいなー!ポケモンとは違うAのパートナーだねー!えー?でも中にロトムいるんだよねー、じゃーポケモンなのかなー?」
確かに…どっちなんだろう。まぁ、パートナーってことで。
ハウ君と一緒に外に出ると、リーリエちゃんが待っていた。
「どうでしたか?」
「ロトム図鑑で写真が撮れるようになったんだって…!凄いよね!」
すると、ロトム図鑑が飛び出して横に並んだ私達3人を写真に撮った。あまりに急な事に驚いたが、ちゃんと笑顔だろうか。
「えっ?」
「あははー今のなんだろうねー」
驚くリーリエちゃんと頭の後ろで腕を組むハウ君。そういえば昨日からそれしてたけど癖なのかな。
「…あれ?A?」
急に後ろから聞きなれない声が聞こえた。しかも、私の名前を知っている…
「だっ、誰ですかぁ!?」
ハウ君の後ろに思わず隠れた。そこに立っていたのは帽子を被った、黒髪の男の子。
「やっぱり!Aだ!久しぶり!あ、俺覚えてる?」
「Aさん、知り合いですか…?」
え、えーっと?誰だっけ?わからない。思い出せない。
「君だれー?」
「俺?俺はヨウ!」
ハウ君が名前を聞くと男の子は答えた。ヨウ?…聞いたことあるような……
「あぁー!!」
思い出した!ヨウ、その名前で思い出す。
「6年前カントーから引っ越したヨウ君!?」
「そーだよ俺だよー!思い出してくれたかー!俺感激…」
ヨウ君は私の幼馴染みだ。アローラに引っ越して行った、私と仲が良かった男の子。
「えっと、ハウ君、リーリエちゃん、この人私の幼馴染みなんだ…」
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桜にゃん♪ - カルム!?セレナ!?え?は?Σ(゚Д゚) (2020年6月2日 2時) (レス) id: 1c21c55e5d (このIDを非表示/違反報告)
minto(プロフ) - 39さん» ありがとうございます!楽しんでいただけて嬉しい限りです〜! (2017年12月30日 14時) (レス) id: 3868acd3c0 (このIDを非表示/違反報告)
39 - え、マジか。なんだ、この胸の高鳴りはぁ!早く続き読みたいよぉ!応援しています!なんかもう一人の子との性格がいっちしたんだが!?w (2017年12月29日 9時) (レス) id: 77d327cdc9 (このIDを非表示/違反報告)
minto(プロフ) - TAYOさん» ありがとうございます!面白いと思っていただけて嬉しい限りです。更新頑張ります! (2016年12月31日 21時) (レス) id: eb00bce776 (このIDを非表示/違反報告)
TAYO - ハウ君、可愛い〜! この小説、面白いですね!! 更新、頑張って下さい! (2016年12月31日 19時) (レス) id: ef0d0d66f1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:minto | 作成日時:2016年12月9日 4時