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研究所にて ページ12

「…トレーナーではない私には虫除けスプレーが欠かせません…」
博士の研究所は草むらの向こうにあるらしく、リーリエちゃんも大変らしい。
「…ほしぐもちゃん、コスモッグは遠いところから来た珍しいポケモンなんです。私、このコの不思議な力に助けられたこともあって…博士やハラさん、信頼できる人にだけコスモッグのことを教えています…このコの存在や、吊り橋でのことは2人の秘密で改めてよろしくお願いします」
ほしぐもちゃんはコスモッグといい、珍しいポケモンらしい。もちろん誰にも言わない。
研究所に着くと、見た目はボロボロで、中から激しい音が聞こえる。
「いいぞ!イワンコ、もっとだ!もっと思いっきりくるんだ!!僕の体はヤワじゃないぜ!」
中から聞こえてくる博士の声。いったい何をしているのか…
「…またですね…ポケモン研究所、趣きがありますよね。3ヶ月前からここでお世話になっているのです。助手としては未熟ですが、何かお返ししたいのです。トレーナーでしたら博士のお役に立てるのに…」
その途端、中からものすごい音とポケモンの鳴き声が聞こえた。
「ククイ博士、研究所の中でも技の研究をして…また屋根が壊れます…洗って綺麗にした白衣もボロボロになるし…私お裁縫とかうまくなくて、結局白衣を買うのです…」
「リーリエちゃんも大変だね…」
博士、あまりリーリエちゃんを困らせないでください。
中に入ると、イワンコ?とじゃれている博士がいた。
「よう!A、リーリエもありがとう!」
「いえいえ、助手ですから…なによりお世話になっていますし」
リーリエちゃん本当にいい子。もうずっとそれしか言ってない気がする。
「A、ちょっとポケモン図鑑借りるぜ」
「え?あ、どうぞ…」
博士に図鑑を渡すと、なんと図鑑に喋りかけた。それを見た私とリーリエちゃんは顔を見合わせる。
「あ、あの…」
「なんだいリーリエ、僕は独り言は言わないぜ。図鑑の中にロトムというポケモンがいるんだ」
「ロトム?ってあの機械に入る?」
なんと、図鑑はポケモンと合体出来るようになったのか、凄い…
博士が図鑑にパーツを組み立てると、ロトム図鑑は動き出した。
「わ、わ!」
飛び回るロトム図鑑に私は驚き尻餅をつく。と、同時に研究所のドアが開いた。
「潮風に誘われ遊びに来たよー!」
「「「あっ」」」
博士とリーリエちゃんと私の声が重なった。扉が開いたことで、ハウ君の顔にロトム図鑑がぶつかったのだ。

ロトム図鑑の登場→←旅立ちの日



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設定タグ:ポケモンSM , ハウ   
作品ジャンル:恋愛
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桜にゃん♪ - カルム!?セレナ!?え?は?Σ(゚Д゚) (2020年6月2日 2時) (レス) id: 1c21c55e5d (このIDを非表示/違反報告)
minto(プロフ) - 39さん» ありがとうございます!楽しんでいただけて嬉しい限りです〜! (2017年12月30日 14時) (レス) id: 3868acd3c0 (このIDを非表示/違反報告)
39 - え、マジか。なんだ、この胸の高鳴りはぁ!早く続き読みたいよぉ!応援しています!なんかもう一人の子との性格がいっちしたんだが!?w (2017年12月29日 9時) (レス) id: 77d327cdc9 (このIDを非表示/違反報告)
minto(プロフ) - TAYOさん» ありがとうございます!面白いと思っていただけて嬉しい限りです。更新頑張ります! (2016年12月31日 21時) (レス) id: eb00bce776 (このIDを非表示/違反報告)
TAYO - ハウ君、可愛い〜! この小説、面白いですね!! 更新、頑張って下さい! (2016年12月31日 19時) (レス) id: ef0d0d66f1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:minto | 作成日時:2016年12月9日 4時

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