検索窓
今日:15 hit、昨日:2 hit、合計:94,134 hit

旅立ちの日 ページ11

博士とリーリエちゃんに送ってもらい、家に入る。
「A!おかえり!ハウ君との勝負、ママ感動しちゃった!」
「ありがとう…ギリギリだったけどね…」
苦笑いで返すと、ママは首を振って言った。
「勝敗は関係ないの。貴方とポケモンの息が合わさってたから…A、島巡りするならママ、応援しちゃう!」
ニャースも私に飛びついてきてにゃあ、と鳴いた。どうやら応援してくれるようだ。
「ありがとう、ママ、ニャース!」
「ええ!じゃあ、ママはお祭りではしゃぎすぎたのでもう寝まーす」
そう言ってママとニャースは寝室に入っていった。私も疲れたし、寝よう…鞄からモンスターボールを2つ取り出す。実は、ツツケラを捕まえたのだ。中々紹介する暇がなかったので今の内に…誰に紹介するわけでもないけど。モクローとツツケラを出して、一緒に布団に入る。そしてそのまま私は寝た。

ピンポーン
家のチャイムで目が覚めた。
「A、ぐっすり寝てたわね?誰か来たわよ!博士じゃない?」
「嘘!!今何時!?え!?11時!?なんで起こしてくれないの〜!!」
「何回も起こしたわよ〜」
モクローとツツケラも昨日のバトルで疲れて寝ていたらしく、私の声で起きた。
ばたばたとパジャマのまま玄関に出る。
「あれっ、リーリエちゃん…?」
「あ、こんにちは…えっと…もしかして今起きました…?」
「あ、あはは…そんな所…」
私の寝癖とパジャマを見れば誰だってわかる。さっき起きたなんて。とりあえずリーリエちゃんを家に入れて、少し待ってもらう。急いで準備をして、ご飯を食べたモクロー達をボールに入れて私はパンを咥えリーリエちゃんと外に出た。
「ククイ博士に研究所に連れてきて、と頼まれたので…案内しますね」
「あ、あひあとぉ…」
パンを咥えたままでありがとうとはっきり言えなかった。でも伝わった。
早速行こうとすると、ママが家から出てきた。
「A!これお小遣い!大事に使ってね」
「んむ、わはっあ」
わかった、もはっきり言えない。
「わぁ、あらあら、可愛いお友達!」
「えっ?あっ、初めまして…リーリエと申します…」
リーリエちゃんは本当に可愛い。私でもこの可愛さはわかる。
「いよいよね。モクローと仲間達と一緒にエンジョイするのよ!行ってらっしゃい!」
「うん、行ってきます!」
パンを食べ終わり、今度ははっきりと言えた。ニャースも見送ってくれた。
「…優しそうな、お母様ですね」
まぁね、と返し、私とリーリエちゃんは研究所へ向かった。

研究所にて→←島巡りのお誘い



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.6/10 (84 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
98人がお気に入り
設定タグ:ポケモンSM , ハウ   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

桜にゃん♪ - カルム!?セレナ!?え?は?Σ(゚Д゚) (2020年6月2日 2時) (レス) id: 1c21c55e5d (このIDを非表示/違反報告)
minto(プロフ) - 39さん» ありがとうございます!楽しんでいただけて嬉しい限りです〜! (2017年12月30日 14時) (レス) id: 3868acd3c0 (このIDを非表示/違反報告)
39 - え、マジか。なんだ、この胸の高鳴りはぁ!早く続き読みたいよぉ!応援しています!なんかもう一人の子との性格がいっちしたんだが!?w (2017年12月29日 9時) (レス) id: 77d327cdc9 (このIDを非表示/違反報告)
minto(プロフ) - TAYOさん» ありがとうございます!面白いと思っていただけて嬉しい限りです。更新頑張ります! (2016年12月31日 21時) (レス) id: eb00bce776 (このIDを非表示/違反報告)
TAYO - ハウ君、可愛い〜! この小説、面白いですね!! 更新、頑張って下さい! (2016年12月31日 19時) (レス) id: ef0d0d66f1 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:minto | 作成日時:2016年12月9日 4時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。