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「さあ、話を聞こうか...」
本邸から少し離れた和室。
そこに、お茶と和菓子をおいて、
僕らは向かい合う。
さて、笹ヶ峰はどこまで魅せてくれるかな?
じっ、と笹ヶ峰の目を見つめる。
笹ヶ峰は一呼吸おいて、目をつむり、
再び目を開けて、
「単刀直入に言います。
私は、あなたとの婚約はできません」
こう、紡いだ。
カコンッ
庭にあるししおどしが音をたてた。
「......相手は、涼太か?」
気がつけば自分の口から言葉は出ていて、
「え....」
驚く笹ヶ峰の顔が視界に映る。
「相手は、涼太かと聞いたんだ。
そうだろう?
笹ヶ峰ともあろう君が、なぜ涼太なんだ?
家はどうした?
赤司を断れば不利益になることぐらいわかるだろう?」
次々と放たれる言葉。
僕は、何を必死になっているんだろう……?
どこがで疑問を抱いた自分がいた。
けれど、
言葉は止まらない。
「よりによって、涼太だなんて....
あいつのどこがいいんだい?
顔か?
モデルや、キセキの世代という肩書か?
あいつにはそれくらいしかないだろう?」
そこまでいい終えると、
笹ヶ峰は口をつぐんだ。
そして数秒後
「そんなことない」
和室に新たな言葉が紡がれた。
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ガトーショコラ(プロフ) - ミリイ(灰崎信者)さん» そうなんですね (2017年11月10日 8時) (レス) id: 2f6f889261 (このIDを非表示/違反報告)
ミリイ(灰崎信者)(プロフ) - 祥吾様は絶対だから (2017年11月10日 7時) (レス) id: 99fc6b4eef (このIDを非表示/違反報告)
ミリイ(灰崎信者)(プロフ) - 最初はキセキの世代大好きだったけど祥吾の事好き過ぎてキセキの世代嫌いになった特に赤司と青峰と黄瀬嫌い (2017年11月10日 7時) (レス) id: 99fc6b4eef (このIDを非表示/違反報告)
ミリイ(灰崎信者)(プロフ) - 赤司と青峰と黄瀬はヒドイから許せない 赤司は祥吾を強制退部させた=仲間捨てた(試合に勝つよりも大事な事があるのに)青峰は祥吾殴った黄瀬は祥吾からポジ奪った祥吾が可哀想 祥吾を見てる時の黄瀬の目嫌い睨んでるから キセキの5人目は涼太じゃなくて祥吾じゃん (2017年11月10日 7時) (レス) id: 99fc6b4eef (このIDを非表示/違反報告)
ガトーショコラ@八重ファミリ。(プロフ) - ジョウオウ蜂さん» コメントありがとうございます!遅れてしまいました、、、 そう言ってもらえてとても嬉しいです! そして、応援のお言葉、ありがとうございました! (2015年1月26日 22時) (レス) id: 878191e79d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ショコラティア | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/novel/simeyo/
作成日時:2014年11月26日 23時