黄瀬君、あなたは私にとって.........なんなんでしょうね？（名前変えました。元『黄瀬君と女の子』）

５　放課後の２ ページ5

今、一人分声が多いような気がしたんだけど・・・

　もしや、私この年にして幻聴が聞こえるようになっちゃったのか・・・・・・！？

「あの・・・」

ん？やっぱり声が聞こえてくる。ってことは空耳じゃないんだよね・・・

じゃあ、この声の主は誰？

そういえば、火神君の横が少し開いているような・・・

「僕はここです」

。。。。。。。。。。。

「うなぁ！？」

　 大変である。花も恥じらうれっきとした乙女が乙女らしからぬ声を出してしまった。

あ、すみません。少し言ってみたかっただけです。いや、ほんと、ごめんなさい。

って、そうじゃなくて、

「ん？あぁ、悪い、驚かせたな。こいつ、すっげー影薄いんだよ。でも、それを使ってプレイするスタメンだから、覚えといてな」

ご親切にキャプテンの日向さんが説明してくれた。

この、影の薄い人が、スタメンか・・・ バスケって色んなプレイヤーがいるんだね。



「よし、それじゃ自己紹介も済んだし、早速練習始めるわよっ！！」

「「「「「おうっ！！！」」」」」

リコさんのキリッとした声に続いて男の人特有の地面が震えるような声がして

練習が始まった。

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