黄瀬君、あなたは私にとって.........なんなんでしょうね？（名前変えました。元『黄瀬君と女の子』）

３　始まりは。 ページ3

「あ、あのっ！私をバスケ部のマネージャーにしてください！」

　どうも、こんんちは。またはおはようございます。そしてあるいはこんばんは。

私は笹ヶ峰A１５歳です。

只今誠凛高校バスケ部のマネージャーにして貰うべく頼み込んでいる真っ最中。

「ま、マネージャー・・・？」

ついでに、今話しているのは監督の相田リコさん。 二年生。

「はい！」

答えるとリコさんは私を上から下まで見てこう言った。

「ふーん・・・(筋肉はそこそこのCカップねぇ・・・チッ)１つ聞いてもいい？中学で部活やってた？」

「え？あ、テニス部を一応は」

「じゃあ、なんでテニス部に入らないでうちのマネになりたいの？」

「・・・私、嫌いなんです。相手が強いからといってその人との試合を諦めるのが。
　
　私が入っていた部活がそうでした。

　だから、あの屋上での宣言を聞いて、いてもたってもいられなくて」

そう答えるとリコさんは少し考えてから





「そう、なら採用ね。けど、うちの部活は厳しいわよ！かなりの体力がいるからね！」



こう言ってくれた。

もちろんこの言葉は今の私にとってはとても嬉しいものであって、

「本当ですか！？ ありがとうございます！！ 精一杯がんばります！」

近年まれに見る笑顔で答えた。

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