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17 黄瀬side 指切りの向こうに ページ20

「.........そですね。黄瀬君のいう通りです。教えてくれてありがとうございます。



 てなわけで、わたしからも忠告です!



  作り笑いはやめた方がいいっスよ!」





そう言ってオレの真似(?)をする彼女にはオレの作り笑いは通用しないらしい。









クスリ







気が付けば、笑い声が漏れていた。



「.........それはオレの真似っスか?」


「黙秘権をすちょうします」




いや、主張だろ。そこ。



なぜだろう。

目の前に座っている女の子は

どこか抜けているのに、どこかでやたらと鋭い。




そして、そんな彼女をかわいいって思う自分が一番理解できない。



「今、噛んだっスよね?」





「噛んでません」


少し意地悪で指摘すると、意地を張ってそっぽを向く。


やっぱり、そんな彼女をかわいいって思う自分が一番理解できない。







だけど、彼女がオレのことをちゃんと見てくれてるってことはわかる。









それが、オレにとってどんなに嬉しいことかも。





「っ、ハハ、その忠告、ありがたく受け取っておくっス」


そう言うと彼女は嬉しそうにふわりと笑って






「黄瀬君、約束をしましょう。


  私は、とっさの言葉を。

  黄瀬君は、作り笑いを。

  すぐには無理かもですが、やめるよう、努力するって」




オレの目の前にきれいな小指をつきだした。

「わかったっス。んじゃ、約束っスよ?」




「はい」


そう言って俺たちは互いの小指を絡ませた。









このときの彼女の笑顔にオレが一目惚れしたのはオレだけの秘密。

作者が描いて見た下手すぎる絵を載せてみようと思ったw →←16 二人の癖。



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ショコラティア(プロフ) - くろさん» 叫んだんかww これから、更新すっぜ! (2014年3月11日 20時) (レス) id: 878191e79d (このIDを非表示/違反報告)
くろ - ショコラティアさん» わかるわかる!きもちちよくぐっすり寝てんねん!!って部屋の中で叫んだらうるっさいわボケっておかんに怒られテモうたわww (2014年3月10日 15時) (レス) id: fdf2fd9c5f (このIDを非表示/違反報告)
ショコラティア(プロフ) - くろさん» ねww しかも、朝の4時にも走ってるし。何回起こされたことか、 (2014年3月9日 21時) (レス) id: 878191e79d (このIDを非表示/違反報告)
くろ - ショコラティアさん» 確かに頭いかれてんじゃないの?って言いたくなったわww (2014年3月9日 18時) (レス) id: fdf2fd9c5f (このIDを非表示/違反報告)
ショコラティア(プロフ) - くろさん» あー、除雪車はかなりうるさい。夜中の2時に走るとかどうかしてるw そっちは鐘なのかw (2014年3月9日 13時) (レス) id: 878191e79d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ショコラティア | 作成日時:2014年1月9日 11時

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