「何度生まれ変わっても君を好きになる」【メイン:悠馬、主君】〜終〜 ページ9
Aside
渓一と湊は一歩下がって俺と悠馬を見詰めていた
悠馬は今俺の目の前にいて…不思議そうな顔をしている
ドキドキとしているのと、怖さで後ろに隠してある花を持つ手が震える
悠馬「ん?どうしたんだよ」
渓一「兄さんは黙ってる!」
悠馬「アッハイ」
首を傾げた悠馬だが、渓一に注意されて黙った
…有難う、二人共
『…な、なぁ悠馬…俺にこんなこと言われたら嫌、かもしれないが…俺は、昔からお前の事がずっと好きだった。勿論今でも好きだ。フってくれて、構わない…けど、良ければ…俺と、付き合って下さい』
戸惑いの表情を見せた悠馬に、3本の赤い薔薇と1本のピンクのスターチスの花束を差し出す
フられたっていい。そしたら、割り切れるから。次も…楽だから
少し頭を下げていると、悠馬の優しい声が聞こえた
悠馬「…フってくれて構わないとか、本当にお前らしいわ。でもさ…俺、お前の事フるつもりねぇから」
『ッえ…?』
思わず顔を上げた。フられるって思ってたから
『なん、で…?』
悠馬「なんでって…俺、お前の事好きだから…俺、お前のこと半分諦めかけてたんだけどな。
…告白の答えは勿論、OKだっての」
悠馬のその答えを聞いたとき、涙が溢れてきた。
俺が泣き出したのに最初は驚いていた悠馬だったが、静かに俺を抱きしめて唇にキスをしてきた
湊「…やっと、告白出来たな」
渓一「悠馬!Aのこと大切にしないと俺怒るからね!」
側で見守っていた二人からそんな声が聞こえた
悠馬「…呼び捨て…?」
湊「あ…何やってんだ馬鹿…!」
渓一「間違えた!悠馬兄さん!」
三人の様子を見て、俺は笑顔になった
『…湊、渓一。有難う、二人のおかげでやっと告白できた』
湊&渓一「どういたしまして」
悠馬は「え、お前らグルだったの?」なんて言っているが、俺達三人は笑顔を浮かべるばかりで答えなかった
…記憶があるなんて信じてはくれないだろうしな
…また、悠馬が先に逝ってしまうかもしれない。
けど…今世で、こうやって恋人になれたから俺は満足さ
〜帰ってる途中〜
湊「あ、そうだ。Aのこと泣かせたり、傷付けたりしたらシバくからな?覚悟しとけ」
悠馬「怖ッ…目が!目が「泣かせたり傷付けたりしたら死 ね」って言ってる!」
渓一「俺も許さないよ!」
悠馬「俺の味方はいないのかよぉ…」
『はぁ…あんまり怖がらせるなよ?』
湊&渓一「はーい…」
「何度生まれ変わっても君を好きになる」〜End〜
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作者名:夜空サン | 作成日時:2020年6月24日 23時