私の彼氏はモテる

私だったらしないなぁ系女子 ページ7

昼食を食べ終え会計をしたある時のこと


「えー！Aちゃん！センラくんに全部支払ってもらってるの！？」


わざわざ大きい声でどうも


『いや、いつもじゃないんだけどセンラが私ははらわなくていいっていうんだよ』


「へぇ、センラくん無理してるんじゃない？彼氏だからって意地張っちゃってたり！」


『(は？)』


という話をした数日後


「センラくんってさ毎回Aちゃんに奢ったりしてるの？」


講義室に入ろうとしたところでこんな話が聞こえた


センラ「？俺が払ってあげたいから払ってあげてるんやで」


「センラくん優しい〜！でもAちゃん1円も出てないんだね…。」


『(1円も出てないわけじゃないわ)』


「センラくんばっかりに負担行っちゃっててなんか嫌だね。私だったら毎回割り勘するのになぁ」


出た出た自分と付き合ってないくせに自分だったらと妄想する女


「今多いみたいだよ？彼女に奢るのは当たり前って思っている彼女Aちゃんもそのタイプなんだよ！絶対」


『(勝手に決めつけるな)』



「私だったらお会計の時に半分出すか後に半分渡したりしてるんだよねぇ。だってそしたら対等じゃない？カレカノなんだから対等で行きたいじゃん！」


センラ「まぁ、お金めっちゃ使ってもうたなって思う時あるけど」


「そうでしょ！私だったらセンラくんにそんな思いさせないよ？」


センラ「…」



『(何故そこで黙るセンラよ)』



センラは何故か黙り女をじっと見ていた


センラ「俺なぁAが俺のために可愛い格好してくれるのがめっちゃ好きやねん」


「え、えぇ？」



急に惚気話が始まった



センラ「でも服とか髪の毛、化粧品ってお金かかるやん？君の言う対等じゃないって言われても俺のために可愛くなってくれてるAからしたら食事代じゃあ足りんわって思われてるかもしれんわ！」


呑気に笑うセンラに対し唖然の顔の女




『(えー、なにそれ。イケメンかよ)』



影で彼氏の尊さに惚れ直した彼女

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