ハンマー持って振り降ろせ！ーピコピコハンマー大作戦ー (ページ6)

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3話　貴方目線　　　　　かっきー34 ページ6

なんとも言えないほどきれいな光に包まれた。

…すごく心地よかったけど、問題はこの後だった…。

「…どこだろ…ここ…。」

…いや、まじで見覚えないよ!?

…どこかのコンサートのグッツかな?

同じような服装の人のグッツが並べてある。

「ここは…ベッドの上?」

ぼやけた目をこすりながら起き上ると、また同じようなグッツがぞろり…

ポスター・フィギュア・CD・写真…

…数えきれないほど。

よく見ると、この部屋一面、グッツだらけだ。

…妹の部屋よりひどい。

とりあえず、ベッドから降りよう。

…と

「…私、こんなに背、小さかったっけ？」

そして、手を見ると…

「!?指が…」

ふにっ

「…肉球に…!?」

…まるで猫じゃん…と思いながら、部屋の隅の鏡を見ると

「…猫?」

赤い猫になっていた。

…しかも、赤くて、2本立ち。

普通なら4本立ちでしょ?

…片方耳、欠けてるし…。

路地裏の猫と関係あるのかな?

…まあいい。

…ここで、皆に質問。

貴方の場合、この状態の時、どうする?

…私の場合。

「夢か。おやすみ。」

ザ、2度寝。

夢から覚めたら何とかなるでしょ。

とは行かないはお約束。

…こんな茶番やってないで早く寝よう。

こんなところを探索して、誰かに見つかったらめんどくさいし。

ベッドに寝っころがると、上に、ピンクの輪っか?みたいなのが出てきた。

「…へ?」

【俺の友達、出てこいジバニャン!
妖怪メダル、セットオン!】

…聞いてないよ?

大体、あなた誰?

友達?ジバニャン?

…意味不明な言葉だけが、頭の中を駆け巡る。

神様が用意してくれたプレゼントは

どうやら、ハズレだったようです。

私は、そのまま輪っかに吸い込まれた。

そして、着いた場所は…

？「ジバニャン!あいつをやっつけて!」

…見知らぬ人と、

見知らぬ舞台でした。

「…あなた、誰ですか?」

？「ハア…ふざけないでよジバニャン!
ほんとに大変なんだって!」

「…いえ、ほんとに誰ですか?」

？「えっ…?」

…いや、こっちがえっ…?なんですけど。

？「どうしたにゃん？」

？「えっ!?ジバニャンが二人!?」

？「にゃにゃ!?
こいつ何者にゃん!?」

…ここで、神様に踊らされるそうです。

神様…何してくれてるんですか…

…でもまさか、ここが

忘れられなくなる…

いや、
【忘れたくても忘れられない思い出】
になるとは…ね。