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50話 ページ7

銀時side

あー団子うめぇな

「Aさんと一ノ瀬さんに感謝しな」

「感謝してるさ」

よしとりあえず帰るか

「おい銀髪ちょっと来い!」

そう言い全力で走ってきたストーカーくん
ってあれ?Aは?一緒に行かなかったっけ?

「はぁ?Aは?」

「早く来い」

それしか言わないストーカーくん
ということは

「…Aに何かあったんだな」

そう言うと俯くストーカーくん

「早く行くぞ案内しろ」


ここは廃墟のビルか?
まぁいい早く行かねぇと

「ったく手こずらせやがって」

その声の主は聞いたことがあるな
いや最近聞いたな…あ!Aの兄か?
それにAの左腕にはクナイが刺さっていた

『……まだだ…まだ終わってない!!』

そう言い斬りかかったAはボロボロだった
それに瞳孔が開いてやがる
もうその体では戦えねぇはず
そこまでして頑張る必要があんのか?

「その体でまだ戦えるとは
それにそのくないには毒がついていて
時期に体が動かなくなるというのに」

『…兄さ…んは…な…んで…こ…んな…こ…とを?』

「お前が憎いからだ
それにその刀は俺がもらう」

『兄…さん!?そ…んなの…ダ……メ』

意識が朦朧としている
目の焦点が合ってない気がする
早くあいつらの元に行かせねぇと

「…ストーカーくん周りのヤツとA頼むわ」

「任せろ」

「おやお前はいつぞやの銀髪野郎ではないか」

「だいぶ口が悪いじゃねぇか」

「すまないな」

そう言うと刀を抜くやつ
危機感を感じ俺も木刀を抜く

「…この刀ほんとに妖刀か?」

『…に…いさん…早…く返…し…て』

「お前目が!?」

「Aさんすいません」

そう言うとAを気絶させたストーカーくん

「今日はこの辺にしておこうか
刀も[返してもらった]し
じゃぁな銀髪野郎」

はぁ?返してもらった?
これはもうAの刀のはずだ

「おい待て!ッチ」

こいつの目には赤が滲みその部分が紫になってたよな
それって…いやでも刀には触れていなかったよな
どういうことだ?

「とりあえず真選組に帰ります」

「あぁAを任せた」

「任せろ」

「…俺はあいつのこと全然知らねぇんだな」

おいA俺はお前のことがもっと知りてぇよ
それに俺はこいつのために何も出来なかったのか?
なんで俺はあの時気づけなかった
俺があの時気づいていたらAはこんなことにはならなかったのか?

おい教えてくれよ松陽

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作者名: | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/my.php  
作成日時:2018年7月24日 17時

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