あいつらの為に自分を売った私を褒めてほしい【東京リベンジャーズ】

○第二十八話 ページ31

「いってぇぇえええ！！！」
股間を抑えながら転がる。
女の私にもわかった。アレは相当痛い。
マイキー、場地、一虎は爆笑している。
「わ、悪気はねぇんだ！パーちん！ほんっとゴメン！」
慌てて謝る。
ドラケンと三ツ谷は駆け寄る。
「にしてもクリティカルヒットしすぎだろ。
顔面といいな」
ドラケンに恨みを込めながら言われる。
「ぜってえ腫れてんだろ、、、」
笑いをこらえているの、知ってんぞ三ツ谷。
「俺らが倒してやる。仇は打つからな、パー」
マイキーは有言実行する奴だ。

今バンバンボールがとんでくる。
「足いってぇ」
体中で受け取るボール、馬鹿痛い。
マイキーの蹴りが最強のようにボールの威力もエグい。
こちらにボールがくる。
このままだと私に当たる。隣には一虎。
「ゴメン！一虎！」
首根っこを引っ掴み、目の前に来させる。
案の定当たった。
「うわ、ひっでえな！！」
胸を抑える一虎。
多分あれを私が受けたら骨が折れる。真面目に。
だからここは一虎に受けてもらった。


結局勝負はつかなかった。
最後は私対マイキーになり、十分にも及ぶ対決と化したのだ。
手がジンジンする。
あちらは足のようだ。
それからはドラケンを砂に埋めたり場地が逆ナンされて、私が止めに入るなどの濃ゆい一日だった。
今思えば最高の思い出だったな。

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