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10 やっと仲間を作ったね! ページ10

「土方さん!大丈夫ですかっ?」

そう大きな声で問うが、返事は返ってこずに相手の銃弾が返ってくる。

「っ…!」
「行け行けーーーっ!」

その掛け声とともに銃弾が一気に発射される。
持ち前の運動神経、機動力で何とか避けている…という。
そろそろ疲れも出てくる事だ…、息も上がってきている。
後ろから足音が聞こえてきたので土方さんかと思い振り向く。

「土方さ…」
「終わりだ」
「土方さん!こちらに来てはいけません!逃げてくださ…」

とりあえず、土方さんは…と思い、大きな声で言う。

「馬鹿じゃないの」

バンッ

その銃声と共に敵は両手を上げて降参と言うように言う。

「ヒ…ヒット…」
「!土方さ…」

いきなり敵を射殺して現れた土方さんに驚きつつも何故逃げていないんだと思い、名前口を開く。
すると土方さんは国広の口をつかみドアップで言う。

「馬鹿なの?君、今俺が来なかったら撃たれてたよ?」
「え、でも…」

ふとクスリと笑みがこぼれる。

「来なかったらって…来てくれたではないですか!」
「笑顔とか…」

そう呆れたように手を離してはぁ、とため息をつく土方さん。
すると足音も無く敵が来る。
土方さんは国広の前を向いて後ろが見えない!国広の射撃の命中率は皆無!このままじゃ二人とも―――

「終わりだッ!」
「っ!危な――」

そう土方さんが国広を庇うように国広のほうへと倒れる。

バンッ

その一射撃で敵はヒットと声を上げた。

「要さん/かなたん…!」

声をそろえて要さんの名前を呼ぶ。
すると要さんは笑顔で親指を立てた。

「やっと仲間を作ったね!」

そう言うと土方さんは国広から離れて要さんのほうへと向かう。

「か、かなたんっ…!別に、そんなんじゃ…」

チラリと国広のほうを向き、赤面して下を向く。

「なくないけど…」
「土方さんっ…!」

やっと、ちゃんと…仲間として認められたっ…!
嬉しい!
…あれ?ところで…

「近藤さんは…?」
「あぁ、ゆうなら平気だよ」
「…うん。ゆうちゃんの異名、『殺鬼眼の狙撃者』だから」

殺鬼眼の…狙撃者っ?!
驚きとなんだかよく分からない興奮が押し上げてくる…!
瑠璃色の瞳に惑わされて始めたサバゲー…、凄くなるとそんな異名も付くのかと思うと、もっとサバゲーに興味が沸いた。

11 さぁ…殺れるもんならやってみやがれ!→←9 殺られたら殺り返す…倍返しでっ!



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紅蘭菜 - 優鬼さん» コメントありがとうございます。更新頑張ります (2015年9月26日 14時) (レス) id: 1a4c70b3d1 (このIDを非表示/違反報告)
優鬼 - 面白いです!まさか要さんが女とは…!続きが楽しみでしょうがないです♪更新頑張って下さい!! (2015年9月25日 18時) (レス) id: a91fcf304e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:紅蘭菜 | 作者ホームページ:p://  
作成日時:2015年9月22日 6時

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