9 殺られたら殺り返す…倍返しでっ！ ページ9
ー要sideー
「今のところ…誰も来る気配は…ないね」
「おん…。きっと頑張ってるんどすなぁ〜」
「そうだといいけど。」
そういい残して少し遠くの方まで歩いてみる。
すると人影が見えたので銃を構える。
その人物は――――
「なっつん？！」
「…やぁ、かなたん…」
笑顔で手を振るなっつん。
何故、なっつんはここにいるのだろうか。
「やぁ、じゃないでしょ？！国広は？」
「一人で戦ってるよ…」
「っ…！馬鹿じゃないの？！一人でいる寂しさをなっつんは知ってるのに…、なんで置いてきたのッ？！」
そう、思わず声を荒げてしまう。
その言葉になっつんはため息をついていつもの無表情に戻る。
「いらない。仲間なんて…っかなたん一人で十分だ…」
その無表情には寂しさという感情が隠れていたのを誰よりもボクは知っている。
でも、だからといって…
「仲間はほっとけないだろっ？！」
「かなたんっ！」
そう言い残して国広が戦っている方へと走る。
すると国広は――――
「はぁぁぁぁぁぁっ！」
ﾊﾞﾝｯﾊﾞﾝｯ
特に命中しているわけでもない。
なのに―――
「土方さん！大丈夫ですか？！」
なっつんの…心配を…
「ねぇ、夏輝クン」
「かなたん…？」
「ボクの背中以外を…守ってあげてよ。ボクは大丈夫だから、さ」
そう笑顔で告げるとなっつんはムスッとしながらも少し微笑んで
「かなたん、少しだけ、ひょろひょろ君の事、見てくるだけだから」
「っ…！うんっ！」
するとゆうの声が聞こえたので、ボクもその場から離れてゆうちゃんの方へと向かった。
「やられた？」
「いや…やて、かにここやった」
そう言いながらもいつもの笑顔だった。
なのでボクも悪戯っぽく笑い、大きな声で叫んだ。
「ゆうちゃんを狙うとか…
殺やられたら殺り返す…倍返しでっ！」
さぁ、ボクらの
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紅蘭菜 - 優鬼さん» コメントありがとうございます。更新頑張ります (2015年9月26日 14時) (
レス) id: 1a4c70b3d1 (このIDを非表示/違反報告)
優鬼 - 面白いです！まさか要さんが女とは…！続きが楽しみでしょうがないです♪更新頑張って下さい！！ (2015年9月25日 18時) (レス) id: a91fcf304e (このIDを非表示/違反報告)
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