6 行こっか。ようすぐ時間どすえ ページ6
ー要sideー
「ねぇ、かなたん」
「ん?」
そうフードを被り終えたときになっつんは話しかけてきた。
二人きりで話したいというのでまだ時間はあったものだからついてきた。
「で…話って何かなぁ?」
「ねぇ、かなたん…どういうつもり?」
その相変らずの冷たい声で問いかけられた。
「何が?」
「…分かってるでしょ。あの如月国広って子…」
「国広がどうかした?」
そう笑顔で知らぬフリをすると、なっつんはボクの肩を掴み叫ぶように声を荒げた。
「もう、要らないって、言ってた!また、…っまたかなたんは泣くの?また…また俺の心を傷つけるの?!」
「え、…なっつん…?」
「どうしてっ!ゆうちゃんと俺とかなたんだけでいじゃん!三人だけで――」
そう荒げた声と悲しそうな顔―――
「へー、ストップ」
そうゆうちゃんが入ってくる。
「ゆう…。なっつん…ごめん、ボク国広を見たときに思ったんだ。彼なら…ボクを…救ってくれるんじゃないかって…」
「かなたん…」
「かなちゃん…」
三人の間に静かな風が流れる。
その三人の間には、確かに国広ではない四人目がいたのに。
「行こっか。ようすぐ時間どすえ」
「…うん」
「おっけ!」
ゆうちゃんの言葉でボクらはいつもの前の三人に戻り、恐らく国広が待っているか探しているであろうフィールド会場待合場所へと戻って行った。
7 猪突猛進してきたぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!?→←5 うぇっ?!く、国広は初めてですよっ?!
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紅蘭菜 - 優鬼さん» コメントありがとうございます。更新頑張ります (2015年9月26日 14時) (レス) id: 1a4c70b3d1 (このIDを非表示/違反報告)
優鬼 - 面白いです!まさか要さんが女とは…!続きが楽しみでしょうがないです♪更新頑張って下さい!! (2015年9月25日 18時) (レス) id: a91fcf304e (このIDを非表示/違反報告)
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