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倉持
Aに振られてから、普通にしようと思うができなくて自然と避けてしまう自分がいた。
A自身も振った罪悪感からか、チラチラ気にしてくれてはいるが話し掛けてくる事はなくなって…
寂しく思うがこれでいいと思った。
この方が早く気持ちを忘れられる。
「倉持先輩さっきからスマホやばいっすよ!」
夜、自販機にジュースを買いに行って部屋に戻れば、沢村が俺のスマホを持っていて。
急いで取り返して画面を見れば、やっぱりAからじゃなくて…
どっかでまだ期待している自分に苛立つ。
チッと舌打ちをすれば変に緊張している沢村を無視して、登録されていない番号を見つめる。
一度に十件以上の着信とか怖っ…
何か変なサイトでも見て番号流失でもしたんじゃねーのかと少しだが不安になった。
「もしもし、誰」
だが、気になったら確かめたいタイプなので悩む事なくその番号へ掛け直す。
「ねえー!洋ちゃん、久々ー!まどかだよ♡」
バカデケェテンションで甲高い声が耳に響く。
「切っちゃダメだからね!!」
まどかという名前を聞いて、何も言わずに切ろうとすれば心を読まれているのか阻止する言葉を発した。
「……なんだよ今更」
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HIKARU(プロフ) - アオチーさん» コメありがとうございます^^ そう言ってもらえると励みになります!頑張ります! (2020年3月19日 23時) (レス) id: ba4c02fd2d (このIDを非表示/違反報告)
アオチー(プロフ) - 続きが楽しみです!!頑張ってください! (2020年3月19日 21時) (レス) id: 3f20b2e02d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:HIKARU | 作成日時:2020年3月13日 4時