100 ページ3
.
しばらく経っても倉持先輩が戻ってこなくて、さっきの友達の言葉のせいじゃないかと不安になる。
それまでは一緒にかき氷を食べたり、楽しく過ごせていたのに……
失礼な言葉だったから、あの後友達を注意したけど…
「倉持先輩遅くね?勝手に付いてきて、勝手に一人で行動されちゃこっちが迷惑だよな」
金丸君の我慢がとうとう切れて怒り出してしまった。
そんな金丸君を秀明君が宥めていて。
沢村君と春乃は、綿飴を二人で楽しそうに食べていて気にしていなさそうだけど…
「私ちょっと探してくるね」
「それなら俺も行くよ」
秀明君はそう言ってくれるけど、こうなったのも少なからず私の原因でもあるし…
「ううん、大丈夫。みんなはもうここに待ってないで大丈夫だから。私のせいでごめんね」
そう言って、倉持先輩が向かった方へ探しに向かう。
人が多くて見つけるのは大変そうだけど、ジュース買いに行くって確か言ってたから。
飲み物が売ってる屋台か、どこかの自動販売機にきっといるはず
キョロキョロしながら屋台で買い物をしたりする人の顔をよく見ても、中々見つからない。
もしかして帰っちゃった?
不安になりながら人混みの中でスマホを取り出すも充電が切れていて途方に暮れる。
困り果てながら歩き続けているとーー…
「倉持先輩!?」
誰かに肩を掴まれて、倉持先輩だと思って勢いよく後ろを振り返った。
.
65人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「アニメ」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
HIKARU(プロフ) - アオチーさん» コメありがとうございます^^ そう言ってもらえると励みになります!頑張ります! (2020年3月19日 23時) (レス) id: ba4c02fd2d (このIDを非表示/違反報告)
アオチー(プロフ) - 続きが楽しみです!!頑張ってください! (2020年3月19日 21時) (レス) id: 3f20b2e02d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:HIKARU | 作成日時:2020年3月13日 4時