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昨日、帰り際に御幸先輩が屋台で飯でも買えばよかったなーと残念がっていて。
お礼に何か食べ物でもと急いで作って、家を飛び出せば倉持先輩からまさかの告白をされて。
嬉しかったけど中途半端な気持ちで彼女にはなれないと思って、告白を断ってしまったんだけど…
理由も聞かず悲しそうな顔をして、歩き出してしまう倉持先輩を追いかけることができなかった。
結局御幸先輩に作ったサンドイッチも渡せなくて家に帰り、振ったのは自分なのに落ち込んでしまって。
今日も練習で会えば倉持先輩に避けられてるような気がして胸が痛くなる。
「遠慮しないでいいよ、ちゃんと相談乗るから」
そんな私の状態に秀明君が気付いてくれて、近くの公園のブランコに二人並んで話を聞いてもらう。
秀明君も私を好きだって言ってくれてたのに、それを振って他の人の相談なんて…
最初はそう思ったけど、そんな私の気持ちを察してくれたのか優しい言葉を掛けてくれて。
その優しさに甘えている自分がいた。
「気になる人が二人もいるのって…やっぱりよくないっていうか…。おかしい事なのかな…?」
こんな相談できるのは春乃と異性だったら秀明君くらいしかいなくて…
意見が聞きたくて不安になりながら疑問をぶつけた。
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HIKARU(プロフ) - アオチーさん» コメありがとうございます^^ そう言ってもらえると励みになります!頑張ります! (2020年3月19日 23時) (レス) id: ba4c02fd2d (このIDを非表示/違反報告)
アオチー(プロフ) - 続きが楽しみです!!頑張ってください! (2020年3月19日 21時) (レス) id: 3f20b2e02d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:HIKARU | 作成日時:2020年3月13日 4時