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「はい、出来上がり!」
お母さんに浴衣を着付けてもらって、軽く化粧もしてみた。
今日の練習は朝から始まり夕方前には終わって、急いで家に帰ってきて支度が今やっと終わったとこだ。
待ち合わせは寮前で、今出て丁度待ち合わせ時間ピッタリってとこかな?
お母さんにお礼を言って、家を出ると浴衣を着て歩いている人がチラホラいた。
変じゃないかな…?
少しドキドキしながらも、やっぱりお祭りは楽しみでルンルン気分で向かう。
春乃に沢村君を誘いたいから一緒に行こうと言われて一緒に行く事になったけど。
沢村君を誘ったら近くにいた金丸君も行くと言い出して、それを聞いた秀明君も来ることになり…
結果、五人で行くことに決まったのだった。
倉持先輩も誘ったんだけど来ないみたいだし…
「おーい!」
寮前には私以外全員揃っていて、急ぎ足で私もみんなの元へと向かう。
「ごめんね、お待たせしました!」
「似合ってるよ浴衣」「A可愛い!」
みんなに浴衣を褒められてもらえて嬉しかった。
金丸君も春乃の浴衣に釘付けになっているのがバレバレで、秀明君と一緒にからかう。
「行くか!!!」
沢村君の声に、おー!とノリノリで手を上げてお祭りに向かおうと歩くと倉持先輩にバッタリ会って。
「……やば」
浴衣変…?おかしい…?化粧下手だったかな…?
倉持先輩の言葉に少し不安になってしまう。
「私、変ですか…?」
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作者名:HIKARU | 作成日時:2020年3月5日 13時