検索窓
今日:7 hit、昨日:15 hit、合計:70,091 hit

74 ページ26

.


朝練に行くと、部員のみんなからのいつもとは違う視線に戸惑ってしまった。


な、なに…?


朝練終わりに唯先輩と幸子先輩に呼び出され、昨日の御幸先輩との事を根掘り葉掘り聞かれた。


「御幸と抱き合ってたってまじ?」


誰かに見られてた…?

朝感じていた視線の正体はこれだったんだ…


「抱き合っては…ないです」

「どういうこと?何があったのよ」


御幸先輩が泣いてたなんて口が裂けても言えないし。

興味津々な様子の二人に上手く言い訳が出てこなくて困っているとーー

「A借りてくぞ」

いきなり倉持先輩に腕を引っ張られて、何処かへと連れて行かれる。


「ちょっと!!倉持!!!」
「A連れて行くなよー!!!」


二人の怒ったような声が後ろから聞こえてくるけど、気にしていない様子

掴まれた手が少し痛くて、でも何だか怒ってるような雰囲気の倉持先輩に何も言えずに黙ってついていく。


「何処まで行くんですか…?」

「人がいねーとこ」



着いたのは、人気のない校舎裏でようやく掴まれていた腕が解放された。

なんだろう…何でこんな所に…?

いつもと様子の違う倉持先輩に困惑して、不安になってしまう。


「御幸と…抱き合ってたのは知ってる。それで、どうなんだよお前の気持ち的に。やっぱ好きなのか?」


御幸先輩を好き…
私は今でも御幸先輩のことが好きなんだろうか……

すぐに答えが出せないでいた。


.

75→←73



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (44 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
75人がお気に入り
設定タグ:ダイヤのA , 御幸一也 , 倉持洋一   
作品ジャンル:アニメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:HIKARU | 作成日時:2020年3月5日 13時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。