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倉持
部室に着くも、既に電気が消えていて。
一応、扉を開けて中を確認したがやっぱり二人の姿はなく舌打ちをする。
どうなってやがる一体…
抱き合ってたってどーいうことだよ
Aに連絡をしようと思うも、冷静に話ができなさそうな気がして御幸を探すことにした。
付き合ってもねーのにあいつを責めるのは違うよな
「御幸どこにいるか知らねーか?」
「ん?そーいえばいないな…」
誰も知ってる奴がいなく、苛立ちが募る。
どこに行きやがったあの野郎
御幸の部屋の前で帰りを待っていると、練習着のままのあいつがやっと来て胸ぐらを掴んだ。
「おい、どーいうことだよ」
「何だよ急に」
突然、俺に掴みかかられて驚くあいつに工藤達の言っていたことを話してやった。
「あいつのこと散々傷つけて…俺言ったよな?気持ちがねーなら気のある素振りすんなってよ」
「………」
掴んでいる腕の力を強めると、その腕を御幸が掴んで勢いよく振り払いやがった。
「…気があればいーんだよな?」
想定外の言葉に一瞬固まってしまったが、怒りが込み上げてくる。
こいつ今更何言ってやがんだ
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作者名:HIKARU | 作成日時:2020年3月5日 13時