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御幸先輩に告白ーー
倉持先輩が言ってたように、自分から気持ちを伝えて振られれば前に進めるの…?
彼女いるし告白なんて考えたことがなかった。
私には告白なんてきっとできない…
何もしない日々が過ぎた。
御幸先輩と浅村さんを見ないようにして、自分が傷つかないようにしていた。
東条君とも御幸先輩の話題は避けて、趣味の話とか関係ない話をするばかりで…
「A危ない!!」
「きゃっ」
サッカーの授業中、ボーっとしていたらボールが思いっきり体に当たって転んだ。
体操服は泥だらけになって、転んだ時に手首を捻ってしまったらしく少し痛む。
「Aさん大丈夫!?」
急いで体育の女の先生が駆け寄ってくる。
悪いのは全部自分だ。
最近ボーっとしてしまうことが多く嫌になる。
「手首捻ったみたいで…保健室行ってきます」
「わかったわ」
泥だらけのまま保健室へと向かう。
みんな授業中だからか、校内は静かで誰もいなく不思議な気分になった。
「失礼しまーす…」
保健室に入るも先生の姿が見当たらない。
捻挫したら何すればよかったんだっけ?
冷やすんだっけ?
冷湿布を探すも中々、見つからない。
困り果てていると保健室のドアが開いたーー
「うわっ!びっくりした…って、どうしたんだよ。すげー格好してんな。風邪の次は怪我か?」
「御幸先輩…」
こんな状況、前だったら嬉しいと思えたのに今はどうしていいかわからず固まってしまう。
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HIKARU(プロフ) - 蝶乱さん» コメントありがとうございます^^ 頑張ります!! (2020年3月5日 17時) (レス) id: e2128e8a6d (このIDを非表示/違反報告)
蝶乱(プロフ) - はじめまして!全然読みにくくなんてありません!むしろ面白くてめちゃくちゃ更新を楽しみにしおります!第2目も頑張ってください (2020年3月5日 12時) (レス) id: f2a4c0900f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:HIKARU | 作成日時:2020年3月1日 13時