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初めて好きになった人には彼女がいて。
恋に気づいた瞬間に失恋確定
だけど、いいんだ
少しでも近くにいられるだけで、少しでも関われていられるだけで幸せだからーー…
「Aこれ、御幸に渡してきてやんなよ」
放課後の部活中、幸子先輩と唯先輩がニヤニヤしながらドリンクを渡してきた。
二人には、ていうかほとんどの人が私の気持ちを知っている。多分…御幸先輩本人も
「で、でも…」
「先輩命令!」
「は、はい!」
急いでドリンクを受け取り御幸先輩を探す。
御幸先輩と少しでも話せるのは嬉しいんだけど、でもやっぱり緊張する。
だって、御幸先輩かっこいいんだもん
降谷君のピッチング練習に付き合っている御幸先輩を発見し駆け寄った。
「み、御幸先輩!お疲れ様です!どうぞ!」
「お、ありがとな」
「は、はい!」
やったー!少しだけど喋れた!…顔熱い
ルンルン気分で戻ろうとしたらノリ先輩や丹波さんから、からかうような目で見られてすぐに逃げた。
御幸先輩と少し話すだけですぐ赤くなるし、やっぱりバレバレだよね…
隠したくてもすぐ態度に出ちゃうし、鋭い御幸先輩がわからないはずがない
先輩には彼女がいるし、私の気持ちを知ったところで何とも思わないんだろうな…
少し胸が痛むけど仕方がない
彼女持ちの人を好きになったのは自分だから…
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HIKARU(プロフ) - 蝶乱さん» コメントありがとうございます^^ 頑張ります!! (2020年3月5日 17時) (レス) id: e2128e8a6d (このIDを非表示/違反報告)
蝶乱(プロフ) - はじめまして!全然読みにくくなんてありません!むしろ面白くてめちゃくちゃ更新を楽しみにしおります!第2目も頑張ってください (2020年3月5日 12時) (レス) id: f2a4c0900f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:HIKARU | 作成日時:2020年3月1日 13時