７話.四代目火影の願い ページ11
[本屋]
ナルト｢次は本屋でフェロモンの研究だ｣
二人は店主の目を盗んで大人向けの本が置かれてるコーナーへ向かった
ｰ立ち読み中ｰ
本に夢中の二人は背後に立つ店主に気付かない
店主｢うちは立ち読み禁止だって言ってるだろ？ナルト！｣
ナル&木ノ｢ｷﾞｸｯ｣
[銭湯]
ナルト｢こ､これで最後だ｡気合いを入れていくってばよ!!｣
ナル&木ノ｢変化！｣
ナルトは金髪の美少女,木ノ葉丸は男か女か分からない人物に変化して顔を見合わせると[女湯]へ足を進めた
…数秒後
女性客｢きゃあああ〜!!｣
老婆｢ナルト！またアンタなの!?｣
女湯から女性客の悲鳴と老婆の怒鳴り声が聞こえた
[森]
ナルト｢なんでオレばっか…｣
木ノ葉丸｢ごめん…｡オレが火影の孫だから｣
木ノ葉丸はナルトに謝る
ナルト｢気にすんなって！おいろけの術の下ごしらえはこれで整った｡あとは練習あるのみだってばよ!!｣
〜練習中〜
[火影顔岩]
エビス｢ナルトの奴､お孫様に一体何をするつもりだ(私は未来の火影候補を何人も育ててきたエリート教師｡私の生徒につく虫は必ず排除する!!)｣
[森]
ナルト｢ところで､なんでお前ってばそんなに火影のじいちゃんに食ってかかるんだ？｣
木ノ葉丸｢木ノ葉丸って名前､じいちゃんが付けてくれたんだ｡〜もう嫌なんだ､そんなの｡だから今すぐにでも火影の名前が欲しいんだ！｣
木ノ葉丸は名前の由来と自分の心境をナルトに話す
ナルト｢バーカ｡お前みたいな奴､誰が認めるか｡〜そんなに火影の名前が欲しけりゃな…このオレをぶっ倒してからにしろ！｣
[建物の屋上]
三代目火影は四代目火影の顔岩を眺めていた
？｢三代目､捜しましたよ｣
火影｢イルカか？｣
イルカ｢忍者登録書｡ナルトの奴､ちゃんと提出しました？｣
火影｢うむ｣
イルカ｢昨日ラーメン屋で説教したんですが､いっぱしの忍者になって里の皆に自分のことを認めさせるって､もう浮かれっぱなしで｣
火影｢ナルトの夢は､なかなか厳しいかもしれんの｣
火影は四代目火影の顔岩を眺めながら呟く
火影｢お前も知っとるとおりナルトに〜里の者たちにナルトを[英雄]として見てほしかった｡そう願って封印し､死んだ｣
イルカ｢英雄？｣
火影｢四代目はへその緒を切ったばかりの赤子のへそに九尾を封印したのじゃ｡〜イルカよ､知っておるか？｣
イルカ｢なんです？｣
火影｢人間が他人を嫌い､その存在を認めない時､その存在を見る人間の目は恐ろしいほど冷たい目になるのじゃよ｣
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作者名：闇狐 | 作成日時：2015年9月25日 18時
