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「つっ…かれたぁ」


 欠伸をし乍ら時計を見ると…
 あらら…とっくに日付変わってる…

事務員は私に仕事を大量に押し付けて帰ったし…

もう事務員の机に書類置いて帰ろうかな…
否、後が怖いな
もう…


「死にたい…」


 何て言葉をポツリと洩らす
 
 あはは…誰も訊いてるはずないのにね

 そんな事を考えているとガチャっと探偵社のドアが開いた
 ドアの方を見てみると


「太宰さん?」

「あれ?Aちゃんだ」


 太宰さんはコツコツと私の方に向かって歩いてくる
 

「こんな時間に如何したんですか?」

「私は唯忘れ物を取りに来ただけだけどAちゃんは…残業?」


 太宰さんは私のデスクの上にある大量の書類に
 指を差しながらそう云う


「そうですよ。仕事をやるのが遅いので」


 ニコッと微笑み嘘を吐く
 
 事務員に押し付けられたーなんて云ったら
 面倒くさい事になりかねない

 そう云うのは嫌いだからね


「ふーん…そっか」


 太宰さんはそう云うと私の顔をジーっと見つめた
 江戸川さんと云い何かあったんですか?

 私が不思議に思っていると彼が口を開いた


「前から気になったたんだけど…君、織田作之助って
 知ってるかい?」


 其の言葉を訊いた時ビクッと躰が跳ねるのが判った
 まぁ跳ねると云っても数ミリ程度だが


「何故ですか?」

「いや、昔、織田作に頼まれた子が居るんだけどね
 其の子の名前が君と同じなのだよ。
 まァ其の反応は知っているって事で善いんだよね?」


 流石太宰さん…鋭いな


「まぁ…知ってますけど…」

「よかった…ねぇAちゃん」

「はい?」


 太宰さんは私の目を見て云った


「教えてくれないかい?君の事を。時々君の事を
織田作から訊いていてね。興味が沸いたんだ。」


 余りにも唐突だし普段の私なら話さなかっただろう

 けど今日は疲れていたのか、過去を誰かに話して
 少しでも気持ちを楽にしたかったのか

 私はポツリポツリと話し出した


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伍(過去篇)→←参



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豆腐の味噌汁 - 三斗(トリップ願望者)ドス君は神々しくシグマ君は天使!さん» 其れに関しては結構迷い中ですね。何かしらの依頼などで夢主ちゃんの異能力を近いうちにバラそうかなぁと思っていますが正直未定ですね…済みません。 (2022年7月24日 15時) (レス) id: 31f3b0e2bf (このIDを非表示/違反報告)
三斗(トリップ願望者)ドス君は神々しくシグマ君は天使! - 夢主ちゃんの異能が誰か(探偵社とか)に知られるのっていつ頃でしょうか? (2022年7月18日 10時) (レス) id: 1595fb6da3 (このIDを非表示/違反報告)
ゼロラク - すごく面白いです!続きがすごく楽しみです (2022年5月25日 19時) (レス) @page26 id: 3be08e9739 (このIDを非表示/違反報告)
リノス(プロフ) - 誕生日おめでとうございます!!いつも見させて貰ってます!無理の無い様に自分のペースで頑張って下さい!これからも応援してます!!! (2022年3月27日 23時) (レス) @page23 id: bede5987db (このIDを非表示/違反報告)
ななな - おめでとうございますん!!!!!!!皆さん今日は神作者様が生まれた日ですよ!!!!盛大に祝いましょう☆ (2022年3月27日 21時) (レス) @page23 id: e8ba10d296 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:豆腐の味噌汁 | 作成日時:2022年2月22日 19時

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