転校生３ ページ8
昼休み。
「基山、購買行こうぜ」
「おうよ！珍しいな」
「月島君もどう？」
「うん」
俺たちは購買まで歩く。
「流石に弁当は面倒やもんな」
「そだね。二人はいつも？」
「いや、オレだけや。こいつはいつも弁当持ってきとるで。な、白浜」
「今日は伯母さんが訳あって作れなかったらしい」
「そうなんか・・・今日は無理か・・・」
「お前はいつもいつも…」
俺は基山を睨んだ。
「白浜君は親いないのか？」
「いや。家の両親、今は海外で、帰って来ても直ぐに行くから俺だけ母親の実家に」
「大変だな」
「まあな・・・」
両親が海外の間、保護者代理が伯母さんになっている。
三面になると伯母さんが俺と夕日の分を聞いている為に学校の先生たちはそのことを知っている。
購買に行った俺たちは教室に戻って昼食を済ませる。
「そう言うたら月島はどこに住んどったん？」
「九州に。小6から父さんの仕事で」
「じゃあ、元々こっちに？」
「うん。高校だし、誰も知らないけど」
転校生に馴れ馴れしく話すのははじめてだ。
月島君といることが少し楽しい。
「これから、月島って呼んでもいい？」
「えっ・・・うん、いいよ。じゃあ白浜って呼ぶ」
「じゃあオレも呼ぶわ！基山でええで」
「うん、高生(ﾀｶｵ)って呼ぶ」
「ちょい待てや、月島？」
「基山、良かったな」
「良くないわ、アホ！」
こうして、賑やかな昼休みが終わった。
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春やよ(プロフ) - ながれさん» ありがとうございます！更新遅いですが、頑張ります！！ (2017年7月8日 22時) (
レス) id: 2de034be92 (このIDを非表示/違反報告)
ながれ - 台本書きじゃないって素晴らしい！面白いです。更新頑張ってください。 (2017年7月1日 14時) (レス) id: 0074eb723f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：春やよ | 作成日時：2016年7月14日 1時
