7話:過去編2 ページ9
*
「・・・ちち、うえ・・・。」
白哉は悲しみにくれていました、父が大好きだったからです。
朽木家では忌み子のせいだとの声が絶えません。
「さっそく一つ災いが起きた。 これもきっと忌み子のせだろ!!!。」
「次期当主がいなくなってしまった・・。お優しい方だったのに・・・。
____今すぐ忌み子を追放するか、殺めるか しなければいけないのでは?。」
しかし当時当主の銀嶺は首を縦に振らず、離れで暮らさせる処置をしました。
『私はこれからここで暮らすのですか、兄上。』
「・・・あぁ。」
『?兄上・・?、顔色が、』
「___これからは遊べない。 あまり関わっている所を見られるとお前にも危害が及ぶ。
・・・時々なら、話せるだろう。」
『は、はい・・・。』
前ほど関わりはなくなり、笑顔を見ることも減りました。
この時、白哉は周りから、
「このまま忌み子と関わり続ければ、次期当主になれるか分からないぞ。」
そう言われていました。 大切な妹と、自分が目指してきたもの。
葛藤は続いていましたが、それにも終止符が打たれました。
☆.。.:*・゜☆.。.:*・゜
「緋真・・・、緋真!!!。」
白哉の妻、緋真が亡くなりました。
父と同じ病弱で、亡くなるのは遠くないと自身で分かっていましたが、
_____どうしても受け止めきれませんでした。
『兄上、』
「___近寄るな忌み子。 お前がいなければ、誰も死ぬことはなかった。
緋真と関わらないといいながらも緋真は逝ってしまった。
全てお前のせいだ。 もう兄上とは呼ぶな、関わりたくもない。」
『・・・そ、んな、』
____けれど、Aはずっと昔の兄の姿を覚えていました。
呪いのように、自分に言い聞かせ、信じていました。
『違う、違う、違う・・。
本当は、本当の兄上はそんなこと、思ってない。
____いつか昔のようにしてくれる。』
兄妹の関係は壊れてしまいましたが、
妹の方も、十分に壊れていました。
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アオサ(プロフ) - 山田琉愛さん» 山田琉愛さん、コメントありがとうございます!。文章力がなく最後の方は読みにくい所もあったと思います、すみません(´・・`)。しかし最後まで読んで下さりとても光栄です。ありがとうございました!!。 (2019年2月4日 20時) (レス) id: 5f70a59027 (このIDを非表示/違反報告)
山田琉愛(プロフ) - コメント失礼します。とっても感動して、涙なしには読めませんでした。もう途中からボロボロ涙がこぼれちゃってやばかったです笑夢主ちゃんが最後幸せに終わってよかったなって思います。こんな素敵なお話を書いてくださってありがとうございます!! (2019年1月8日 5時) (レス) id: abb9ea5a9e (このIDを非表示/違反報告)
アオサ(プロフ) - Velonicaさん» Velonicaさん、コメントありがとうございます!。リアルタイムで読んでいただけるなんて・・・。少し分かりづらい言い方もあったかもしれないですが、褒めていただき光栄です^^。応援もとても嬉しいです、最後まで読んでいただき本当にありがとうございました。 (2018年8月15日 0時) (レス) id: bff563bb4c (このIDを非表示/違反報告)
Velonica(プロフ) - お疲れ様でした。BLEACHの更新、完結している作品が少ない中、リアルタイムで読ませていただきとても感動しました。言葉遣いや情景が素晴らしかったです、これからも応援しています。お疲れ様でした! (2018年8月14日 22時) (レス) id: eb79ab127c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:アオサ | 作成日時:2018年8月10日 13時