act.２６ ページ27
Aside
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奏汰「なるほど〜…そういうことだったんですね〜…」
あの後結局、奏汰くんに事情を聞かれてしまい、私は全てを話してしまったのだった。
A『うん…零くんも励ましてくれたし大丈夫だって思ってたんだけどね…』
はぁ、と自分の腕を見る。
そこには、何時にも増して重く感じる通学バッグがあった。
奏汰「……………。」
ずーーんと暗い雰囲気のままでいると、急にくいくいと袖を引っ張られ、振り向いた瞬間腕をぐいっと引っ張られた。
A『わわわっ、何！？どしたの！？』
無言のまま立たされたので、状況がまだ飲み込めないでいると。
奏汰「…Aが『ひとり』でいけないなら、ぼくがついていきます…！それなら、『だいじょうぶ』でしょう？」
そう言う奏汰くんの目は、少し悲しげだ。
A『…！……ありがとう、奏汰くん』
こうして、私は奏汰くんに手を引かれて教室へ向かった。
奏汰「それにしても…、ちあきも、かおるも、おかしいとおもったんです。」
A『え？』
むすっとする奏汰くん。
奏汰「Aとぼくはともだちなんですから、おしえてくれてもよかったのに…」
(あれ、奏汰くんはあの事知らなかったんだ？てっきり学院で知られてるのかと思ってた)
A『てことは、まだ全員が事情を知ってる訳じゃないのかな？』
そう言うと、奏汰くんは足を止めて振り返った。
奏汰「う〜ん…。ぼくはよくしりませんけど、たぶん、そこまでひろまってはないみたいですよ？」
そこまで言うと、ふふっと奏汰くんが柔らかく笑みを見せる。
奏汰「ちあきたちが…『みんな』が、Aをしんぱいしてまもっていたのではないでしょうか〜？」
A『………!!』
奏汰くんが放ったその言葉は、スッと私の心に溶け込んでいった。
(みんな、優しいもんなぁ…何で一人でバカみたいに悩んでたんだろ)
奏汰くんの手の温もりが、みんなの思いが、心を温かくしていく。
すっかり私はいつもの笑顔を取り戻していた。
奏汰「つきましたよ、A。………もう、だいじょうぶみたいですね〜♪」
そっと手が離れ、代わりに肩に両手が置かれる。
奏汰「ぼくはさんのびーなのではいれませんが…いけますか？」
A『うん、もちろん！』
自然な足取りで、私は扉に手をかけた。
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M!LK(プロフ) - あおいさん» コメありがとうございます！確かにそれぞれのENDも見たいですね、、、！凛月や王さま、零や泉、それぞれキュンキュンできるように頑張りますね！引き続き楽しみに待っていてください！ (2020年3月12日 16時) (
レス) id: 1b4521cc4b (このIDを非表示/違反報告)
あおい(プロフ) - う〜ん！いろんなENDが見たくなっちゃいます！！！！凛月も王さまも泉さんも零も見たいです！！最新楽しみにしてます！頑張ってください！！ (2020年3月12日 2時) (レス) id: 456648e3b3 (このIDを非表示/違反報告)
M!LK(プロフ) - さまこ人間失格さん» さまこさんありがとうございます〜！楽しみが半減しちゃうかもしれないので言えませんが、、、楽しみにしててください！もっと早く更新できるように頑張ります！ (2020年3月11日 21時) (レス) id: 3afeea2cde (このIDを非表示/違反報告)
さまこ人間失格(プロフ) - すごく面白いです！個人的に瀬名先輩と夢主がよりを戻すのを期待しています！更新待っています！頑張ってください！ (2020年3月10日 23時) (レス) id: 97a76333d2 (このIDを非表示/違反報告)
M!LK(プロフ) - はやみんさん» はやみんさん、コメントありがとうございます！頑張ります〜♪ちなみに使わせて頂いた言葉はミゲル・デ・セルバンテス という方のものです！ (2020年2月27日 21時) (レス) id: 3afeea2cde (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：M!LK x他1人 | 作成日時：2020年1月19日 13時
