act.２５ ページ26
NOside
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凛月「……それ、Aは知ってるの」
衝撃的な事実に、一周回って冷静になった彼は、静かにレオを見上げた。
レオ「多分、な。一昨日あたりにナズたちがAのとこに押し掛けた、ってシュウが言ってたから」
ペンを顎に当てて思い出す素振りを見せる。
凛月「…そっか。……て言うか、王さまが言ってた“噂の真相”って学院に広がってるの？」
容赦なく切り出された質問に、レオは物怖じせず直ぐに口を開いた。
レオ「ううん、それは無いぞ！多分知ってるのはセナに詰め寄った3年の数人と、その情報を知ってるおれとリッツくらい、だな」
その言葉を受け、凛月はほうっ、と息を吐き出した。
凛月「ふ〜ん…それじゃ、俺たちが守ってあげないとね？……Aはいつも隠そうとするんだから」
レオ「もちろん！当たり前だ！……ほんと馬鹿だよな〜、セナ！Aを狙うヤツはたくさん居るってのに♪」
最後の台詞に共感するように、笑みを浮かべる凛月。
凛月「そうそう…セッちゃんがAを手放すなら、俺たちは守ってあげなきゃ♪」
意味深な凛月の声が漂う。
2人の騎士の姿は、夜闇に溶け込んでいた。
＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊
Aside
翌日
A『んん……ん〜〜…う"〜〜ん』
もうすぐチャイムが鳴ってしまう、遅刻してしまいそうな微妙な時刻。
まだ足に包帯は巻いてあるものの、すっかり体調もよくなり登校した私は、学院内をぐるぐる歩いていた。
A『あぁぁぁぁ………！やっぱりいざとなると辛いって〜…！』
(教室入るの何か鬱だなぁ…今なら翠くんの気持ちがよく分かる……！)
なんて考えながら、噴水の前にうずくまる。
何となく中を覗くと、綺麗な水が私の顔を映した。
A『はぁ…………。』
奏汰「『おおきな』ためいきですね〜、なにかこまりごとですか〜？」
A『うぎゃっっっ！？！？』
ｺﾞﾁｯ
思わず後ろに倒れてしまい、派手に頭を打ってしまった。
奏汰「あらら、ごめんなさいね〜？おどろかせてしまいましたか？A〜…」
そう言って私の顔を覗き込んだのは、声をかけた張本人…びしょ濡れの奏汰くんだった。
A『奏汰くんだったんだ〜…！ごめんね、大丈夫だよ！』
そう言って起き上がる。改めて顔をあげると、心配そうに見つめる奏汰くんの姿があった。
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M!LK(プロフ) - あおいさん» コメありがとうございます！確かにそれぞれのENDも見たいですね、、、！凛月や王さま、零や泉、それぞれキュンキュンできるように頑張りますね！引き続き楽しみに待っていてください！ (2020年3月12日 16時) (
レス) id: 1b4521cc4b (このIDを非表示/違反報告)
あおい(プロフ) - う〜ん！いろんなENDが見たくなっちゃいます！！！！凛月も王さまも泉さんも零も見たいです！！最新楽しみにしてます！頑張ってください！！ (2020年3月12日 2時) (レス) id: 456648e3b3 (このIDを非表示/違反報告)
M!LK(プロフ) - さまこ人間失格さん» さまこさんありがとうございます〜！楽しみが半減しちゃうかもしれないので言えませんが、、、楽しみにしててください！もっと早く更新できるように頑張ります！ (2020年3月11日 21時) (レス) id: 3afeea2cde (このIDを非表示/違反報告)
さまこ人間失格(プロフ) - すごく面白いです！個人的に瀬名先輩と夢主がよりを戻すのを期待しています！更新待っています！頑張ってください！ (2020年3月10日 23時) (レス) id: 97a76333d2 (このIDを非表示/違反報告)
M!LK(プロフ) - はやみんさん» はやみんさん、コメントありがとうございます！頑張ります〜♪ちなみに使わせて頂いた言葉はミゲル・デ・セルバンテス という方のものです！ (2020年2月27日 21時) (レス) id: 3afeea2cde (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：M!LK x他1人 | 作成日時：2020年1月19日 13時
