act.１９ ページ20
NOside
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次の日＿軽音楽部
ひなた「あれ、朔間先輩？どこ行くんですか？」
ゆうた「ほんとだ、いっつも棺桶で寝てるのに」
ゲームをする2人の視線の先には、ふらりと出ていこうとする零の姿があった。
零「別に、ただの気まぐれじゃよ？」
にこ、と笑う零に、
ひなた「うっそだ〜♪だって朔間先輩、そわそわしてるよ〜」
ゆうた「アニキもそう思った？朔間先輩、ずっと時計チラ見してるんだもん」
と2人が詰め寄る。
晃牙「吸血鬼ヤロ〜、まさかAの所に行くのか？」
それまでギターを弾いていた晃牙が、顔をあげて零に問いかけた。
零「さて？どうじゃろうな？」
曖昧な答えを残して去ろうとする零。
晃牙「おい、それなら昨日羽風センパイが断られたって…」
零「それじゃ、後は頼むぞい♪」
声も聞かず、零はさっさと退散してしまった。
Aside
＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊
A『う"ーん………？』
昨日に続いて、私はまた固まっていた。
(バカかもしれないけど、、もしかしたら、って希望も出てきちゃうし…掛けたいんだけど…なぁ…)
画面には、＜瀬名泉＞とかかれた連絡先が写し出されている。
思いきって、ポチッと通話ボタンを押そうとしたとき。
ｶﾞﾗ
零「A♪失礼するぞい……♪」
A『え、零くん！？わわわっ…!!!!』
急に入ってきた零くんに驚き、スマホを取り落としそうになる。慌てて電源を切って後ろに隠した。
零「おや、我輩に隠し事かえ？悲しいのう…♪」
すっと近くに寄ってきた零くんが、私に顔を近づける。
A『べ、別に隠し事なんか…』
零「そうかのう？」
笑いながらこてんと首をかしげる零くん。
(私の嘘バレバレだし、しかも距離近い……！)
A『そうだよ！……てか、私薫くんたちにお見舞い来なくて良いって…！』
強引に零くんの顔を押し退けて必死に誤魔化す。
すると、零くんは案外効いたのか、『………』と決まりが悪そうに目を反らした。
暫く沈黙が続いて、お互いに無言で見つめあう。
(えっと………)
沈黙を破ろうと口を開きかけたら。
零「だって……心配だったんじゃもん……」
きゅるん、と効果音が付くくらい可愛く上目使いで言ってくる零くん。
A『ぅぐっっ……!!!あざとい…』
やっぱり、零くんはズルい…改めてそう思った瞬間だった。
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M!LK(プロフ) - あおいさん» コメありがとうございます！確かにそれぞれのENDも見たいですね、、、！凛月や王さま、零や泉、それぞれキュンキュンできるように頑張りますね！引き続き楽しみに待っていてください！ (2020年3月12日 16時) (
レス) id: 1b4521cc4b (このIDを非表示/違反報告)
あおい(プロフ) - う〜ん！いろんなENDが見たくなっちゃいます！！！！凛月も王さまも泉さんも零も見たいです！！最新楽しみにしてます！頑張ってください！！ (2020年3月12日 2時) (レス) id: 456648e3b3 (このIDを非表示/違反報告)
M!LK(プロフ) - さまこ人間失格さん» さまこさんありがとうございます〜！楽しみが半減しちゃうかもしれないので言えませんが、、、楽しみにしててください！もっと早く更新できるように頑張ります！ (2020年3月11日 21時) (レス) id: 3afeea2cde (このIDを非表示/違反報告)
さまこ人間失格(プロフ) - すごく面白いです！個人的に瀬名先輩と夢主がよりを戻すのを期待しています！更新待っています！頑張ってください！ (2020年3月10日 23時) (レス) id: 97a76333d2 (このIDを非表示/違反報告)
M!LK(プロフ) - はやみんさん» はやみんさん、コメントありがとうございます！頑張ります〜♪ちなみに使わせて頂いた言葉はミゲル・デ・セルバンテス という方のものです！ (2020年2月27日 21時) (レス) id: 3afeea2cde (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：M!LK x他1人 | 作成日時：2020年1月19日 13時
