目に残す話【ボカロ短編集】 (ページ41)

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僕について少し話そうかページ41

雨の降る中一人の少年がったっているみんなは、ボクのことを嫌わないよね？

いつも、いつも、泣いてばっかっり…僕はみんなと遊びたいだけなのになんでこんなことになるの？

僕は、いつもいじめてくる子に言う『いっ…いじめないでよっ！』そんなことを言っても震えてて顔も

涙で汚れてるこんな状態では何も変わらない僕は、『勇気』を出そうと思っただけどいつものように

余計なことを考える『もっと虐めてやろう』『あいつ、ムカつく仲間外れにしようぜ』なんて言われたら

元の場所に戻るだけだっそんなわざわざいらない勇気を出すぐらいなら今のこんな状態のほうが増しだ

孤独を敏感に恐れ細かいところまで気にして言いたいことも言い出せないような僕を『勇気』は嫌った

次の日、今日は雨がよく降っているまた、今日も虐められるのかな？

前までは思っただけでも涙が流れていたのに最近は泣かなくなったいやななれしちゃったかな

悪ガキ①「お前なんか死んでしまえいらないこんなとこにいらないよぉっ」

まふまふ「なんで、そんなこというの？ボクの気持ちなんか分から無いくせに死の重さを知らないくせにっ」

僕は、雨の中走って出ていったいつも僕は、思う死ねなんて簡単に言ってしまっていいのだろうか？

死はそんな簡単なものではない重く、思っても思っても出来ないことだ

いろんな人が走っていく僕をみている僕を見ても面白くないのにこんな僕を見るのも時間の無駄だよ

なんて、思ってもないことをぶつぶつ言いながら走って行った

だいぶ走ってきた強い雨がたくさん降っているから服もびちょびちょだぁでも、こんなの誰も心配しないよな

僕は、橋の下で雨宿りすることにした雨の音はうるさくその音がずーと続いていた

しばらくするとボクのほうへ犬が近づいてきたその犬も雨に濡れており人間にはボクのこと、ボクの

本当に思っていることが理解できないらしい子犬にも理解できないと思うが理解を求めた

少しでも理解できたように笑う子犬が可愛く思えておいでおいでと手をたたき自分勝手に抱き寄せていた

また裏切られるのがこわいのか「君は僕をボクのことを虐めないよね？」とおそるおそる聞いた

犬はｺｸﾝと頷きボクのほうへよってくるそれじゃあとぼくは気合いを入れてその子犬に聞く

「ぼっぼくと『友…達』になろうよ。簡単に人を傷つけられる言葉じゃなく、心で話がしたいなぁ」

この雨の中やっと心が開ける友達ができた日であった