検索窓
今日:1 hit、昨日:0 hit、合計:62,910 hit

107 ページ7

私はその日から祥吾の部屋で生活することになった

朝、祥吾が家を出るタイミングで一度起こされる

それから眠い時はまた眠るし、眠くない時は起きて置いてある朝ご飯を食べる

昼ご飯もあるけど、それを食べる事はあまりない

そして祥吾が帰ってくるまで寝たり考えたり、色々している

祥吾が帰ってきて、夜ご飯を食べて、風呂に入れられて、そのまま抱かれる

あれ以来、祥吾は気が向いたら私を抱くようになった

後処理もしてくれるし、私はそれでも良かった

ただ、行為後の朝は決まって薬を飲むから次第に少なくなってきて、もう少しで無くなってしまう

………どうしようか

これがないと私困るんだけど…

…祥吾に、行ってみようかな

私はその日、祥吾が帰ってきてから言ってみた


貴「…祥吾」

灰「あ?」

貴「あの…薬が無くなってきたから病院に行きたいんだけど良い?」

灰「病院?……ああ、そうだよな…。じゃあ明日俺休みだし、行くか」

貴「え、あ、良いの?」

灰「それがないとお前キツいだろ?」

貴「うん、まあ…」

灰「ただ、逃げないならな」

貴「……逃げねーよ」

灰「まあお前が逃げたところですぐに捕まえるけど」

貴「わざわざ捕まるのに逃げるバカはいないだろ。ただ診察を受けて薬もらうだけだから」

灰「…それなら良いけど」

貴「ん、ありがと」

灰「………お前…目の下のクマ、すごいんだけど」

貴「誰のせいだと思ってんの」

灰「俺の事差し引いてもヤバいから言ってんだよ」

貴「…そんなにヤバくないよ。お前と会った時も同じだったと思うけど」

灰「………そうか?」

貴「そうだよ」


これは、嘘

あの時はちゃんと眠れてたからクマなんてなかった

というか、行為後は身体が疲れ果ててしまうから勝手に眠りに落ちる

仕事が休みの日の夜とか、あまり疲れていない日は睡眠薬を飲まないと眠れない

いつの間にかそういう身体になってしまっていた

祥吾に閉じ込められてから、抱かれた日は眠れるが抱かれない日は朝が来るまでひたすら目を瞑っているしかない

眠れなくて、そのせいで次第にクマが濃くなったんだと思う

だから薬をもらいにいきたい

具合が悪い時用の薬も勿論だだけど、睡眠薬が欲しい

こんなことになるとは思ってなかったから切らしてたのすっかり忘れてた

……祥吾には内緒で、睡眠薬も処方してもらおう

108→←106



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.7/10 (30 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
78人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

碧夜叉 - 清香さん» ヤンデレも良いですね!好きですよ! (2018年7月3日 8時) (レス) id: fa67c2696c (このIDを非表示/違反報告)
碧夜叉 - ミリイ(灰崎信者)さん» ミリイさんが安定で安心しました笑 可愛いと言ってもらえて嬉しいです! (2018年7月3日 8時) (レス) id: fa67c2696c (このIDを非表示/違反報告)
碧夜叉 - 瑠羽さん» 大丈夫ですよッ!怖くないです…! (2018年7月3日 8時) (レス) id: fa67c2696c (このIDを非表示/違反報告)
清香 - もしやヤンデレ発動とか? (2018年7月2日 21時) (レス) id: cd0a855dc8 (このIDを非表示/違反報告)
ミリイ(灰崎信者)(プロフ) - 私の恩人みたいなキャラでもあるからどんな祥吾様でも愛してる (個人的に)なんか逆に可愛い (2018年7月2日 19時) (レス) id: 99fc6b4eef (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:碧夜叉 | 作成日時:2018年6月17日 1時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。