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それから私たちは中学を卒業し、それぞれ高校へ進学した
私は東京の高校、という事で迷って最終的に秀徳高校にしたわけだ
……で、入学式
だるい、帰ろうかな、と思っていたらやけに目立つ馬鹿でかい緑頭がいた
見覚えのあるそれに、何で??と思ったがよくよく考えたらここバスケの強豪だった
入学式の時には少し離れてしまったから声はかけられなかったから今、今しかない
入学式後のHRが終わった後の教室
運の良いことに、私は同じクラスだったらしい
貴「緑間っ」
緑「…A?」
貴「久しぶり」
緑「………何でここにいるのだよ」
貴「は?入学したからに決まってんじゃん。3年間宜しく」
緑「…お前はここに入学したのか」
貴「そうだよ。でもここ、帝光ほど甘くないねぇ。私もスカートだって言われてさ」
緑「当たり前なのだよ。いちいち変えていられないだろう」
貴「スラックスが良かった。祥吾に怒られる」
緑「……灰崎…」
貴「そ。つーか緑間いてくれて良かった」
緑「何故なのだよ」
貴「だって私の身体に理解あるじゃん?」
緑「………灰崎ほどではないがな」
貴「それでも多少あるから良いんだ。ところでお前はバスケ部?」
緑「ああ。スカウトされたのだよ」
貴「なるほどな〜。やっぱみんなスカウトなのか〜」
緑「大体はな」
貴「他は何処行ったの?」
緑「青峰と黒子は東京で桐皇と誠凛…という所だ。黄瀬は神奈川の海常で、紫原は秋田の陽泉。赤司は京都の洛山なのだよ」
貴「みんな学校バラバラなのか〜。それにしても紫原と赤司は随分遠くなったな」
緑「……まあ、そうだな。色々あったのだよ」
貴「あー、ごめんな?その事はわりと聞こえてきてたけどよく知らないから」
緑「お前は部外の者なのだから当たり前だ。気負う事はないのだよ」
貴「ありがと」
緑「お前は…また相変わらず部活には入らないのか?無理じゃないならマネージャーなどやれば良いのだよ」
貴「あ〜、まだ決めてない。それにほら、私中3の後半から体調崩しがちになったから」
緑「そうだったな…休みがちだったのだよ」
貴「だから今回も多分入らないな〜…。あ、でも見学は前みたいに行きたいかも」
緑「…それは俺にはどうも出来ん」
貴「コネで」
緑「なるわけないのだよ」
貴「う〜ん、じゃあ直談判か」
緑「そうしてくれた方が良いのだよ」
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碧夜叉 - マリイさん» ミリイさんのご兄弟なんですね!コメントありがとうございます!ミリイさんもマリイさんも灰崎くんが大好きなんですね!! (2018年5月29日 6時) (レス) id: fa67c2696c (このIDを非表示/違反報告)
マリイ - 碧夜叉さん» (ミリイの兄弟です)僕もショーゴ君大好きです ミリイには負けるけど ミリイはショーゴ君と結婚したいって言ってるし (僕って言ってるけど女です) (2018年5月28日 19時) (レス) id: 421640d4d1 (このIDを非表示/違反報告)
瑠羽(プロフ) - 碧夜叉さん» おーなるほど!よかった〜 (2018年5月28日 10時) (レス) id: c0891a44d7 (このIDを非表示/違反報告)
碧夜叉 - 瑠羽さん» 大丈夫ですよ!!死にません!「高校は同じ所に入れるか分からないからせめて中学卒業までよろしく」という意味で書いたのですが、伝わりにくかったならごめんなさい…! (2018年5月26日 1時) (レス) id: fa67c2696c (このIDを非表示/違反報告)
瑠羽(プロフ) - 中学までって・・・主人公ちゃん死んじゃうの!?泣 (2018年5月25日 14時) (レス) id: c0891a44d7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:碧夜叉 | 作成日時:2018年5月7日 0時