灰崎くんと義足ちゃん Part2

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その後、赤司は部活に合流した

特に怒られた感じでもないが、休憩中に一応虹村さんには話しておいた

赤司のおかげで助かったし

…いや、まあ勘違いされたのは誤算だけど

私たちのあの会話で何処に付き合ってる要素を感じたんだろうな

不思議だ…

あの赤司様と噂になってみろよ、殺されるぞ

怖すぎる…

それから部活が終わって、祥吾と帰るか、と思っていたら祥吾がいない

あれ、何処行ったかな


緑「…灰崎なら女子に呼び出されていたのだよ」

貴「えっ、あ、そうなの？ありがとう…。つーかよく分かったな、探してるの祥吾って」

緑「分かりやすすぎなのだよ」

貴「そうかな…まあ良いや！じゃあ私そっち行って祥吾探してくる」

緑「ああ、またな」

貴「またね」


私は祥吾を探して緑間の言っていた方向に歩き出す

……いないな…

…あ、いた

やっぱり告られてる

………あ、あれは…OKしたな

じゃあ私1人で…あれ？女の方いなくなっちゃった


貴「祥吾」

灰「…聞いてたのか」

貴「ああ。つーかあの子どうしたの？一緒に帰るんじゃねぇの？」

灰「さあ？明日からなんじゃね？」

貴「ふうん、どうでもいいけど」

灰「つーかさっさと帰ろうぜ」

貴「帰る」

灰「お前、今日告られて赤司と勘違いされたって？」

貴「あー…いや、相手がしつこかったから赤司が来てくれて助かったんだけど、その相手が私と赤司が付き合ってるって勘違いしちゃって」

灰「明日から頑張らねぇとな」

貴「本当にな…」

灰「お前は断ったのか」

貴「顔が好みじゃなかった」

灰「なるほど」

貴「祥吾は来るもの拒まず去る者追わずだよな」

灰「ああ、まあな」

貴「私もそうしようかな」

灰「なに、告られる回数増えた？」

貴「わりと。祥吾といるから大丈夫だと思ってたけどやっぱり限界があるよな」

灰「2年と3年は付き合ってないの分かられてるしな」

貴「そうなんだよ。それなら彼氏作った方が良いんじゃねぇかと思って」

灰「お前がそれで良いなら良いんじゃね」

貴「そういうとこ大好き」

灰「はいはい」

貴「あ、今日は祥吾がご飯作ってよ」

灰「…そういうのは先に言え。買い物して帰るぞ」

貴「あ、家になにもない感じ？」

灰「ねぇよ」

貴「そっか、じゃあ買い物していこう」

灰「ああ」

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