灰崎くんと義足ちゃん Part2

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緑「…Aか」

貴「久しぶりに顔見た。元気？」

緑「元気なのだよ。お前はもう見学に来ないのか？」

貴「祥吾もやめちゃったしね〜。それに彼氏があんまり良い顔しないから」

緑「…また新しい奴と付き合っているのか？」

貴「興味無さそうにしてても案外知ってるんじゃん」

緑「バカ言え、部室で黄瀬が話してるのを聞いただけなのだよ」

貴「お、部室で私の話題？」

緑「お前がコロコロ男を変えるからなのだよ。今年に入ってかなり同じような話を聞いたのだが…何人目だ」

貴「…えーと…………何人目だったかな…10いくかいかないか…もしかしたら超えてるかも」

緑「……お前たち幼馴染は遊びが過ぎるのだよ」

貴「まあこれはこれで楽しいよ？」


でも、緑間は硬派だしきっと理解出来ないんだろうなぁ

そう思っていたら後ろから元気な声が聞こえてきた

バスケ部の軟派な奴の声


黄「2人が一緒にいるなんて珍しいッスね！」

緑「たまたま会って話していただけなのだよ」

黄「そうなの？何の話してたんスか？」

貴「私の彼氏の話」

黄「あ、また新しい彼氏にしたんスよね？ウワサ流れてるッス」

貴「もう別れようと思ってるけどね」

黄「えっ、もう⁈早すぎッスよ！」

貴「飽きちゃったし」

黄「さすがモテる女子は違うッスね」

貴「それ、お前もだろ」

黄「俺は誰とも付き合ってないッスもん！俺よりショーゴくんのがヤバいでしょ」

貴「あれはヤバいな。分かるわ」

緑「……お前は止めないのか？」

貴「私が止めても仕方ないし…面白いから何も言わないよ」

黄「まあ、大人しく言うこと聞くとは思えないッスわ」

貴「な？」


3人で話をしていたら、鐘が鳴った

黄瀬はどうやら移動教室へ移動中だったらしく、急いで行ってしまった


緑「俺も戻るのだよ」

貴「うん、じゃあな」


私も教室へ戻り、席に着く

いつの間にか祥吾も戻ってきてたけど相変わらず席で寝ている

そんなに眠いなら夜にちゃんと寝たら良いのに


貴「ねー、暇。起きて」

灰「……っせぇ…」

貴「起きろ〜〜」

灰「あ〜〜もう！揺らすな‼」

貴「起きねぇのが悪い」

灰「用もねぇのに起こすな」

貴「用ならある。私の相手をしてほしい」

灰「授業を受けろ、授業を」

貴「お前もだろそれ」

灰「まあな」

貴「授業受けてても暇だから構って♡」

灰「やだ」

貴「祥吾のケチ」

灰「俺は眠いんだよ！」

貴「んー、じゃあ次の授業バックレてゲーセン行こ？」

灰「ノった」

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