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私はあの後、知らないうちに寝ていたらしい

ふと目を覚ましたら祥吾がいなくなっていた

あれ、学校行ったのかな

行かないって行ってたのに

…………腹減った

私は義足をつけてふらふらと部屋を出ようとした

扉を開けたら目の前に祥吾が立っていた


貴「うわっ⁈」

灰「…起きたのか」

貴「起きたけど…お前何してんの?学校行ったのかと思ってた」

灰「トイレ借りてた。つーかお前に何も言わないでどっか行かねぇよ」

貴「そうか。私は事後報告でも別に良いけど」

灰「具合悪い奴置いていけねぇから」

貴「そ?ありがとうな」

灰「……つーか、起きて何してんだよ」

貴「腹減ったからご飯食べようかと思って」

灰「食欲あんの?」

貴「まあ…腹減ったから食べるけど、量は多分そんなに…」

灰「あー…なるほど」

貴「祥吾は何か食べる?」

灰「食う」

貴「じゃあ下行こ」


私たちは1階に降りてご飯を食べる

さっき寝たのにまた眠くなってきたな……


灰「……おい、寝るのか食べるのかどっちかにしろ」

貴「…食べる……」

灰「さっき結構寝たのに眠いのか?」

貴「なんか…うん、眠気が…」

灰「熱は?」

貴「ないよ」

灰「そうか」

貴「……ね、これ食わねぇ?」

灰「もう食わねぇの?」

貴「ん」

灰「このくらいなら食っちまえば良いのに」

貴「食えない」

灰「…まあ良いけどさ」

貴「……けほっ、げほ、げほっごほっ」

灰「また咳出てきたのか?」

貴「ん"…げほっ、大丈夫、薬飲む…」

灰「そういえば今日病院は?」

貴「原因分かってるし、そこまでじゃないから」

灰「ふうん」


私はピルケースから錠剤を手に取り出して、水と一緒に飲み下した

薬は好きじゃないな……


貴「はー…」

灰「なあ、これ以上増えることってあるのか?」

貴「なに?薬?」

灰「そう」

貴「今より体調が悪化したり、身体が弱くなったら増えるかもな」

灰「……じゃあ増えねぇようにしないとな」

貴「ああ」

灰「なあ、寝なくて良いのか?眠いんだろ?」

貴「あー……うん、じゃあ寝ようかな」

灰「もう腰は痛くねぇの?」

貴「少し痛い」

灰「じゃあ安静にしとけ」

貴「うん」


私はまた2階に上がってベッドに入る

ごろ、と寝転がると祥吾に頭を撫でられた


貴「…眠くなるから、それ好き」

灰「じゃあもう少し撫でてやるよ」

貴「うん、して」


ゆっくり撫でられているうちに、私は眠りに落ちていた

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碧夜叉 - マリイさん» ミリイさんのご兄弟なんですね!コメントありがとうございます!ミリイさんもマリイさんも灰崎くんが大好きなんですね!! (2018年5月29日 6時) (レス) id: fa67c2696c (このIDを非表示/違反報告)
マリイ - 碧夜叉さん» (ミリイの兄弟です)僕もショーゴ君大好きです ミリイには負けるけど ミリイはショーゴ君と結婚したいって言ってるし (僕って言ってるけど女です) (2018年5月28日 19時) (レス) id: 421640d4d1 (このIDを非表示/違反報告)
瑠羽(プロフ) - 碧夜叉さん» おーなるほど!よかった〜 (2018年5月28日 10時) (レス) id: c0891a44d7 (このIDを非表示/違反報告)
碧夜叉 - 瑠羽さん» 大丈夫ですよ!!死にません!「高校は同じ所に入れるか分からないからせめて中学卒業までよろしく」という意味で書いたのですが、伝わりにくかったならごめんなさい…! (2018年5月26日 1時) (レス) id: fa67c2696c (このIDを非表示/違反報告)
瑠羽(プロフ) - 中学までって・・・主人公ちゃん死んじゃうの!?泣 (2018年5月25日 14時) (レス) id: c0891a44d7 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:碧夜叉 | 作成日時:2018年5月7日 0時

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