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虹村視点












虹「……ん」


瞼を閉じていても感じる朝日に目を覚ました

あまり見慣れてないけど、何処かで見た天井

………あ、俺、昨日Aさんの家に泊まって…?

きょろ、と周りを見回す

テーブルには片付け忘れたカップが2つ

ベッドの周りには散乱した服

そして、俺は裸で、同じく裸のAさんが隣に寝ている

…裸の、Aさんが……


虹「わ、うわ、」


昨夜の出来事を鮮明に思い出して思わず赤くなる

え、あ…そ、そうだ……

昨日……Aさんと…、俺……

あ、あー…マジか………

夢じゃねぇ?

いや夢じゃねぇぞ

裸だしな

………Aさん、綺麗だった

何も着てなくて、顔を腕で隠してて、真っ暗でも…Aさんは綺麗だった

今も、もちろん綺麗だけど


貴「ん…」


ゴロン、とAさんが俺の方は寝返りを打つ

その時に何が起こったって、俺の腹に当たった

Aさんの胸が

ふにふにしてて、柔らかい…

………寝顔も可愛い、Aさん

寝ているAさんの頬を人差し指ですりすりと撫でる

…すべすべだし……この人、マジで俺の10個上か?

同い年でも通じるだろ

はぁ……俺、マジでこの人のこと抱いたんだよな

中学の頃から憧れてた人…

…………つーか、今日も休み取っててよかった

こんな事は考えてなかったけど、一応…泊まりたいとは思ってたわけだし


貴「んん……ぅ…ん…?」

虹「あ、」


どうやらAさんが起きたらしい

…なんか、顔合わせるのって気まずいな……


虹「お、おはよ、Aさん」

貴「おは、よう……?」


まだ状況を完全に把握していないようで、先ほどの俺のように部屋を見回している

そして気づいたようで、ハッとして俺の顔を見た

綺麗な顔がみるみる赤くなっていく


貴「え、えっと…あの……」

虹「…Aさん、昨日のこと…思い出した?」

貴「……ええ…その、恥ずかしいところをたくさん見せてしまったわ…」

虹「俺はそんなAさんを知ることができて嬉しかったぜ…?」

貴「は、恥ずかしいわよ…」

虹「…ふは、俺も実は恥ずかしい。初めてだしさ……」

貴「でも…一緒に夜を越えられて、嬉しい…」

虹「ん、俺も…。身体、大丈夫か?腰とか…」

貴「平気よ…ありがとう」

虹「……Aさんとずっとこうしてたい」

貴「…暖かいし、それならもう少しこうしてましょう?」

虹「……うん」

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碧夜叉 - ミリイ(灰崎信者)さん» ありがとうございます!!そう言ってもらえて嬉しいです! (2019年4月5日 5時) (レス) id: fa67c2696c (このIDを非表示/違反報告)
碧夜叉 - マリイさん» ありがとうございます〜〜!!嬉しいです! (2019年4月5日 5時) (レス) id: fa67c2696c (このIDを非表示/違反報告)
ミリイ(灰崎信者)(プロフ) - 最高過ぎる碧夜叉さんの虹村さん (2019年4月3日 23時) (レス) id: 99fc6b4eef (このIDを非表示/違反報告)
マリイ - 碧夜叉様の虹村さんカッコイイ 最高//// (2019年4月3日 19時) (携帯から) (レス) id: 82a6cba0ff (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:碧夜叉 | 作成日時:2019年3月19日 1時

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